ソフト帽がHGキャップ、トレンチがヨレヨレテーラードで、何より全編セピア色がかっているが、一生土砂降りなので紛うことなきフィルムノワール。催眠状態の語り手の記憶らしく、全体的にボヤッとした印象の画が…
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ヨーロッパからエジプトのカイロに帰国した刑事のフィッシャーは、催眠療法を受けて、自身の異様な体験を思い出していく。それは、連続少女バラバラ殺人を捜査し、犯人と思われるハリー・グレイという人物を追う…
ジャンルとしては一応フィルム・ノワールということになるのか…。
主人公の刑事目線で話を追うのだが途中からよく分からなくなる。
お話し的にも理解しづらいというのはもちろんあるのだが、あまりにキメキメな…
多分てか確実に半分も理解出来てないと思う
計算されたカットと没入感はすごくて目を離せない。
目を離せないのに理解できない。脳と視覚が別方向向いてる感じ。
深淵を覗く〜的な 虎穴に入らずんば〜的なミイ…
映像凝りに凝りまくってるただ訳分からん謎のシーンが多すぎてとにかくカオス
ミイラ取りがミイラになる的な展開、とにかく水水水あと性そしてセピア超の色彩これがラーズのヨーロッパのイメージなのか
序盤…
自身が犯罪者の心理になり切って真相を追い求める捜査官の辿り着く先は夢か現実か…
鬱映画の巨匠ラース・フォン・トリアーのデビュー作
1作目とは思えない独特な映像美、複雑すぎる設定、陰鬱な雰囲気…もう…
話としては『ゾディアック』『マインドハンター』で、そこをニューロスティック風な主観で描いてく作りだが、筋道立てたサスペンスはトリアーはあまり得意じゃないように思える
映像はめちゃくちゃカッコよかっ…