U-Nextで鑑賞。「仕事と人生に効く教養としての映画」(伊藤弘了著)で紹介され、溝口健二作品を見るのは今回が初めて。
デジタル修復版と付されていたのですが、画像の状態は極めて悪かったです。音声は問…
溝口は1939年から松竹系で、『残菊物語』に代表される、いわゆる、「芸道もの」を三本撮る。明治中期から、近代化のために強引に推し進めらた官製の欧化主義に対して、いわゆる国粋主義的、国家主義的、「日…
>>続きを読む2代目・尾上菊之助の悲恋をつづった村松梢風の同名小説を映画化🎬
戦前の溝口健二監督の代表作の一つ。
いやー、面白かったです〜♪
私が好きなタイプのお話です♡
お菊は、「身分が違う」と…
最近の特に邦画に多いんですが、画面に迫力が無いなと感じます。この作品を見て、画面に迫力があるというのは、画面の全てに何らかの意味があり、俳優もその中で緊張感を持って画面の一部になっている事ではないか…
>>続きを読む初めての溝口監督作品。
自分には、少し早かったかな・・・
観終わった時、どんな感想を持っていいか、分からなかった。
奥の深い作品だという事は、何となく感じ取れるけど、高評価を付けたくなるほどの…
思いどおりにはならぬ人生、余韻を残す終わり方。
前半の画への惹き込まれ具合がすごい。にしても溝口健二関西弁と劇中劇大好きやなあ。本作は尺が意外と長い。
前半、後半で同じ撮り方を用いた対比(ああ、この…
晩の街灯沿いを並んで歩き風鈴を買ってすれ違い過ぎていく屋台と石垣から見上げる水平移動の心地よさ。西瓜を切ってふたりで食べて人が帰ってくるまでのひと時。訪ねて探すのを柱の影を繋いで渡る町並みの奥行き。…
>>続きを読むいわゆる「芸道もの」つながりとして、『国宝』『さらば、わが愛/覇王別姫』からの流れで鑑賞。U-NEXT配信、デジタル修復版の143分のバージョン。
じゃっかん尺の長さは感じたものの、良質な(よい意…
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