若いスタッフとキャスト、個々の才能と野心が満ち溢れギラギラと輝く。萩原健一と桃井かおりの強烈な個性、束ねる神代辰巳の粘り強い演出と姫田真佐久のカメラ。未成熟な幼児性の悲劇として結実した長谷川和彦の脚…
>>続きを読む70年代、学生運動から足を洗い、鬱屈とした先の見えぬ日々を送る学生の蹉跌。人生、選択を繰り返し生きる。予め決まっているかのように、失敗を繰り返す者もいれば、逆もまた然り。不条理等ではなく傷口が広がる…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
私の映画だった。自身の若い頃の恋を重ねて見てしまった。彼がショーケンで、私は桃井かおりだった。ね。
脚本 ⭐️⭐️⭐️⭐️
演出 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
演技 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
原作は石川達三…
冒頭、室内でショーケンと親友が声を出しながらタックルし合うシーンだが、「アフリカの光」で田中邦衛を抱え込んで移動するショーケンの図もそうだけど、どこか擬似的な性行描写に見える。同性間の関係の匂わせな…
>>続きを読むショーケンがまず絵になること!もっと学生闘争(法学部だし)とか時代のアングラ感があるのかと思ったけど、かなりライトだった。とちゅう静止画が挟まれたり、冒頭のシーンなんかオシャレ。桃井かおりって若い頃…
>>続きを読む長谷川和彦特集で新文芸坐で鑑賞。本作脚本は、長谷川和彦。今から見ると結構いい感じな若者なのに、70年代学生運動挫折からかイライラしてる。「陽があたる場所」の70年代版という気もする。怒れる若者と挫折…
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