上流階級の規律を内面化させてツンツンしてた妻が庶民の味=お茶漬けを食べてデレデレになる、なんて使い古されたストーリーテリングにはなんの感動もないのにこの映画には確かな感動がある、小間使いも寝静まった…
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佐分利部長のデスクと廊下を歩く後ろ姿、そして若き鶴田&津島を捉えたラストショットだけ、わずかにカメラが前進する。佐分利の廊下を歩くショットの後に続く家の中の無人ショットは反対にカメラが後退。地味だが…
>>続きを読む1952年制作って70年も前の作品なんですね!戦後復興の渦中にあってまだまだ男女間の格差というか、女性は軽視されてたであろう時代だと思うのですが、今作は夫婦ではあるが男女間をとてもニュートラルに描い…
>>続きを読む佐分利信さん、いつもさっぱりした演技で淡々と冷たい印象だったけど、この映画でがらりと変わった。口数少ない夫と好きなことしてる妻。お互い思い合ってるのに色んな理由ですれ違ったり。最後の方の色々分からな…
>>続きを読む結婚って何だろうか、やりたいことって何だろうか、どうして何かうまくいってないように感じてしまうのか。他人のは気づけても自分の幸せはどんなに言われてそのときになるまで見つけられない。身に覚えのあるそん…
>>続きを読む松竹株式会社