『祈り』の後に続けて観たので、色彩の鮮やかさに目を奪われました。どこかコミカルな寓話のように進むけれど、最後に若い男女の悲劇が待っている。『祈り』と根本にあるものは同じかと。
村に暮らすさまざまな…
「棘を恐れては、バラは摘めぬ。」
革命には血が流れる。流される。
「美しさはどこから来るのだろう。」
一面に広がるポピー畑と白馬。
古い因習の残る閉鎖的な社会でも強く発言する女性が出て来…
ヤスミンアフマドしかりアキカウリスマキしかりロイアンダーソンしかり国境や異教徒や他民族に挟まれた監督は得てしてこのような客観的視座を有したユーモアのある演出に落ち着くのだろうか?
キアロスタミもイラ…
ロシア革命前夜のジョージアの閉鎖的な農村を舞台に炙り出されていく人間社会の愚かしさや痛ましさ。
迷妄、妄信、誤謬、欺瞞、蛮行、凡俗の集団の中に蔓延する偽善や腐敗。その滑稽さに悍ましさ。
善悪の彼…
因習と真善美。
テンギズ・アブラゼ。
『祈り三部作』の第二作とされる。
村人達の持つ牧歌的な雰囲気の微笑ましく暢びやかな一面と、残酷且つ頑迷、因襲的な裏面との対比を見せ付ける作品である。
マルチカラ…
ジョージア映画祭①
タイトルとは裏腹に悲劇的。。伝説の巨匠テンキズ・アブラゼの三部作(祈り、懺悔、希望の樹)。これはもう映画じゃなくて芸術。誰しも迷信や非現実的な力を借りなければ苦難を乗り越えられな…
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