酔いどれ詩人になるまえにの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「酔いどれ詩人になるまえに」に投稿された感想・評価

dita

ditaの感想・評価

4.5
映画の感想なんてものはうんこみたいなものだと思っている、というかうんこだ。咀嚼し、吸収し、踏ん張って、絞り出し、カッスカスになった自身の思いを吐き出す。固かったり柔らかかったりするけれど、どれも紛れもないわたし自身の排泄物だ。比べるのもおこがましいけれど、ブコウスキーの小説や詩も彼のうんこなのだと思う。わたしはそのうんこに何度救われたかわからないし、この映画のラストに出てくる彼の詩 ”Roll the dice”に何度も勇気づけられている。”Isolation is the Gift.”「孤独は贈り物だ」この一文は永遠にわたしの宝物だ。

ブコウスキーみたいな生き方をしようとは思わないけれど、心のどこかでいつもブコウスキーに憧れている。酒を飲み、煙草を吸い、競馬で金を稼ぎ、女を愛し、セックスをし、そして物を書き続ける。仕事は生きるための手段であって、それに固執することは決してない。背広を着て決まった時間に会社に行き、仕事が終わると家に帰って家族と他愛もない会話をし、8時間寝て、また会社に行くという真っ当な生き方をしている人にとってはブコウスキーの生き方はクズ以外の何物でもないんだろう。どっちが人として正しいかなんて人それぞれだ。諭されたブコウスキーは言う。”It's my choice.” めちゃくちゃ格好いい。世間体、体裁、世の言う真っ当な生き方が出来ず、いつだって孤独なわたしに、ブコウスキーはいつも冷たく優しく言ってくれる。勝手に生きろ!と。

※コメント欄に”Roll the Dice”を引用します、ご興味のある方はどうぞ
Moeka

Moekaの感想・評価

3.4
他の作家の作品読んでまあいけるっしょwって思ってるみたいな台詞わろたw 酔いどれだし女たらしだし完璧社会不適合だけど書くことだけには情熱がある様が静かに描かれていてよかった。孤独な人にはやっぱダイアログじゃなくてモノローグだよね。
NagiMorita

NagiMoritaの感想・評価

4.0
仕事も続かずお金は底をつきかけ、しかし手にはタバコとウイスキーを欠かさない。バーで出会った女とセックスして、酒を飲み、寝る。そんな堕落した日々を送るチナスキーだが、彼は1つだけ神経を注いですることがある。それは書くことだ。
"書くことは大切なことではなく必要なことだった"

どこまでも人間くさくて、独特でユーモラスなチナスキーの人柄がとてもかっこいい。刹那にだけど自分のトライすることに一生懸命に取り組む姿が印象的。
映画としてはイマイチかな
もう少し『書くこと』に
焦点を当てて欲しかった

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人は自分の惨めさを手放さない
それが怒りやエネルギーにかわるからだ

マットディロンかっけぇ
落ち着きのある語り口調が本人そっくりで、色々勉強したんだろうなと思った

ブコウスキーかっけぇ
ブコウスキーかっこよすぎる。
果たしていまの若者はこんな生き方をできるか?
60年代のこのような生き様を忘れてはいけない。





言葉は大切なものではなく
必要なものだ

孤独は贈り物

もし何かにトライするなら徹底的にやれ
チャールズ・ブコウスキーの原作が、そのまま映像化されたかのような作品だった。

職を転々とし、酒を飲み、セックスをし、小銭を稼ぐ。

どうしようもないほどに人間くさい男チナスキーだが、書くことだけは決して怠らない。

どんなタイプの人間でも、何か1つ、秀でた才能があれば、それに全力の情熱と愛情を注ぐことができる。

それが音楽でもいい。書くことでもいいし、料理でもいい。
人を大事にすることでもいいし、動物を愛することでもいい。

せっかくこの世に産まれてきたのなら、何か1つでも、自分の全てを捧げられるものが欲しい。

漠然と生きるのではなく、常にアンテナを張って生きていきたい。

気取らず、飾らずに。
sae

saeの感想・評価

3.4
もうこれは、酔いどれ。

一見いいおとこ、その実ダメおとこ。
ただ、雰囲気とか色彩がたまらなく良くて彼の信条もスジは通っていて、嫌いになれない映画
やん

やんの感想・評価

-
ようやく

批評家も評論家も観客もなんて言おうと
最後に作品の良し悪しを決めるのは、作者だという
犬

犬の感想・評価

3.3
小切手

自称“詩人”のヘンリー・チナスキーは、出版社に売り込みを続けるが相手にされず、その日暮らしの生活を送っていた
バーで出会った女性ジャンと暮らし始めても、酒やギャンブル、セックスに溺れる堕落した毎日
そんな彼にも、“言葉”というたったひと筋の光があった……

カルト的人気を誇る作家チャールズ・ブコウスキーの自伝的小説をマット・ディロン主演で映画化したドラマ

なんて男だ

落ち着いた雰囲気
独特な笑い

こんな生き方はなかなかできない

小説を読みたくなる感じ
文学的表現が良い

リリー・テイラーが印象的でした
メモ
'Dirty Old Man'ことチャールズ・ブコウスキーの小説『勝手に生きろ!』 を映画化したもの。飲んだくれでかなりどうしようもないダメ男の日々が描かれている。滑稽でみっともないといえばそうなのだが、彼はどれだけ堕落しようがビートニク作家のようにドラッグ等には手を出さない。あくまで現実で踏ん張っているのだ。そこが妙に愛おしい。
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