懺悔に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 4ページ目

「懺悔」に投稿された感想・評価

TOT

TOTの感想・評価

4.1

‪何度も死体を掘り返す女、独裁者の市長への諷刺、シュールなブラックユーモア、夢を示唆する入れ子構造の物語。
ソ連時代の検閲避けだろう複雑な脚本と演出が、不思議俗っぽいバランスを作る、アブラゼ監督三部…

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このレビューはネタバレを含みます

訳もなく流刑地に送られた人々が、街に届く丸太に密かに自分の名を刻んだという。父の名前が刻まれた丸太を、母と娘で必死に探す。どれだけ探しても見つからない。途方に暮れる二人。隣では名前を見つけた人が、丸…

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この作品を観て三部作を反芻する
アブラゼの「祈り」忘れられない
カラン

カランの感想・評価

5.0

パンフレットの寄稿者が、これはブラックコメディなのだ、と思わせるようなことを書いているが、それは間違いである。そういう視点で見るとこの映画を取り逃がすことになると思われる。その理由は下に書くとして、…

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nobue

nobueの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、教会を模したケーキをなんのためらいもなくガサツに食べる無神経で頭は弱そうだがまあまあいい人そうに見える男が市長を「善人だった」と話す場面にもう全てが暗示されていたのか

「教会に通じない道が …

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anakarumik

anakarumikの感想・評価

4.8
悲劇に喜劇を散りばめ、権力者を道化的に描いていて、2時間半はあっという間であった。
たしかに。時代や系譜に基づいた判断は公平でないし、向き合ったことにはならない。ピュアな息子の存在が希望です。
散りばめられたシュールな笑い、独裁者への反骨心、哲学的なメッセージ。最高かよ。

祈り3部作はビジュアルセンスの祈り、バランスの希望の木、物語と演技の懺悔って感じだった気がする。
時間ないからあとで書き直すけど、とりあえず市長のヤバい感じがスクリーンの向こうからひしひしと伝わって…

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たむ

たむの感想・評価

4.3

もしかすると『スターリンの葬送狂騒曲』と一緒に観ると理解が深まったりするかもしれません。
祈り三部作の最終章で、趣が唯一異なる作品です。
円環構造の構成が素晴らしく、死体を掘り返す行為を裁判劇にして…

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終わってからが長い。そしてやたらコワい。やろうとしてることのでっかさは高評価。

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