何度も死体を掘り返す女、独裁者の市長への諷刺、シュールなブラックユーモア、夢を示唆する入れ子構造の物語。
ソ連時代の検閲避けだろう複雑な脚本と演出が、不思議俗っぽいバランスを作る、アブラゼ監督三部…
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訳もなく流刑地に送られた人々が、街に届く丸太に密かに自分の名を刻んだという。父の名前が刻まれた丸太を、母と娘で必死に探す。どれだけ探しても見つからない。途方に暮れる二人。隣では名前を見つけた人が、丸…
>>続きを読むパンフレットの寄稿者が、これはブラックコメディなのだ、と思わせるようなことを書いているが、それは間違いである。そういう視点で見るとこの映画を取り逃がすことになると思われる。その理由は下に書くとして、…
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冒頭、教会を模したケーキをなんのためらいもなくガサツに食べる無神経で頭は弱そうだがまあまあいい人そうに見える男が市長を「善人だった」と話す場面にもう全てが暗示されていたのか
「教会に通じない道が …
祈り3部作はビジュアルセンスの祈り、バランスの希望の木、物語と演技の懺悔って感じだった気がする。
時間ないからあとで書き直すけど、とりあえず市長のヤバい感じがスクリーンの向こうからひしひしと伝わって…
(c) Georgia Film ,1984 (c) RUSCICO, 2003