キエシロフスキ監督がフランス政府の依頼を受け、フランス国旗の三色をモチーフに、それぞれの色が象徴する「自由・平等・博愛」をテーマに製作した『トリコロール三部作』の1作目。
美しい映像表現で、ジュリ…
青は《自由》。
キェシロフスキ監督の『トリコロール』3部作の中で、最もエモーショナルな一編だと思った。
何からの《自由》なのかといえば、「喪った愛からの」ということになるだろうか。不慮の事故で夫と…
愛は忍耐強い
ジュリエット・ビノシュがあらゆるものに怯えていて気の毒であった
大切にしていたものが目の前から失くなる
鏡に映る朧気な顔
全てにおいて苦しみでしかない
それなのに愛がなければそれす…
全体の雰囲気は嫌いではないが、突然家族を失い絶望しているジュリーの言動に一貫性がなく、何かスッキリしない気持ちだけが残った映画。欧州統合という歴史の一大イベントの中で揺れ動く人物たちの不安定さや、ジ…
>>続きを読む無知な自分から言わせるとはとても高尚な映画という感じ。
悲しみは青く悲しく、愛は青く透き通る。
そんな感じの感想しか出ない。
数年後にまた見たい。その時には、この映画の悲しみと美しさを理解出来るかも…
©1993 MK2 Productions / CED Productions / FR3 Films Productions / CAB Productions / Studio Tor