東風に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『東風』に投稿された感想・評価

ジガ・ヴェルトフ集団の作品だが初期作品と比べると観客を意識した作風となっている。自身の革命が外向きになっていることの表れかはわからない。時期としては1PM ワン・アメリカン・ムービーと同時期に製作さ…

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土星
4.8
時々自虐するも革命や政治革新の可能性を純粋に信じていてそれが個人の人生にも当然の如く花開かれるという楽天主義がみてとれて、皮肉とかでなく美しい。
こういう大きな映画をいま撮ることができるか。

本作は、劇場公開ではなく、ホール上映(紀伊国屋ホール)だった。ボロンテを担ぎ出して、マカロニ・ウェスタンの革命劇風に始まる。セリフ量が凄まじく、日本語字幕は縦横に出たりする。そして映画そのものを解体…

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4.2
これではまだ不完全だって、ゴダール自信がイチバン、分かってるハズ。
4.2
 この時期のゴダールにしては見やすい。鏡に映る女性をあんな素朴に綺麗に撮れるのは何なんだろうか。
ブルジョワ的表現概念と闘う
帝国主義から生産手段と支配的なイデオロギーを奪うために!

冒頭、chapter4以降が強い。もっかい見る。
4.2

若松孝二の赤軍派映画にも通ずる、活動家の行動原理を見据える意外と冷めた目。
見たいもの、見たくないもの、見えるもの、見えないものについての映画は社会を切り取るのにうってつけだけど、思わせぶりすぎな映…

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5.0
ブルジョワジーを皮肉る内容
貴族コスプレイヤーたちのピクニックシーンは見物

このレビューはネタバレを含みます

階級闘争、戦艦ポチョムキン、物語性の欠如、映像とプロットの乖離。最後の方でしばらく眠くなる時間があった。

セリフが面白い。「第三世界の人民の方〜」とか「階級闘争中にすみません」めっちゃ気に入ってし…

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闘争から逃走するな、と。
痛烈な映画批判と切断。
もはや自己否定にも陥るほどの強度だ。

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