貧乏の辛さと書くことを職業とする人たちの苦労は伝わるが、彼女の後ろ向きな思考や無表情がどうにも受け入れられず。ただ「苦労していても前向き」という美しい物語が多すぎるのかもしれないと思ったりもした。か…
>>続きを読む林芙美子の自伝的作品を晩年の成瀬巳喜男が映画化。成瀬らしい演出はなりをひそめ、林の「花のいのちは短くて 苦しきことのみ多かりき」物語を、年代どおり日記形式にまとめている。本作にかぎらず、林芙美子、高…
>>続きを読む成瀬巳喜男は林芙美子の作品を度々映画化していていくつか観てきたけれど、少し甘口な味付けがしてあって芙美子好きの自分にはちょっと物足りなく思っていて、特に思い入れのあるこの作品も、菊田一夫が脚本に加わ…
>>続きを読む林芙美子の自伝的小説を成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演で映画化。
職や住居を転々としながら作家をめざす放浪生活。貧窮にあえぎながらも、たくましく、したたかに社会を生き抜く林芙美子という女性。
狡さや弱…
林芙美子に水木洋子の要素を足したのが「浮雲」のゆき子なのだと思う。ゆき子と同様にひもじく、男運の悪かった林が社会的成功を収めるに至ったのは、ひとえに彼女の文才やタフさだけでなく、大正という時代の空気…
>>続きを読む女性にこそ観てほしい映画。明治生まれでこんなに気風のいい女性がいたことに驚く。
ただ貧乏と男運のなさ(かなり本人の責任だが)が主に描かれ、林芙美子も常連だったという南天堂書店に集っていたアナーキス…
思ったより面白かった。
成瀬巳喜男監督らしく、DV男に容赦ないw
林芙美子、自身もちょっとだらしないなって感じだけど、男運がないからこそ大作家になれたのかもしれない。
高峰秀子の不貞腐れた演技が素晴…