浪花の恋の物語に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「浪花の恋の物語」に投稿された感想・評価

似太郎

似太郎の感想・評価

4.6

同じ近松門左衛門原作で、先に溝口健二の『近松物語』を観ていた所為もあってか、内田吐夢版は大丈夫かな?と心配しながら観たのだがこれはこれで傑作じゃあないですか!

溝口健二とも増村保造とも全く違ったア…

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劇場で始まり劇場で終わる、円環というか入れ子のような構造と、ラストの超クローズアップからのズームアウトが、誰もが舞台の主人公になりうると示唆し、物語が語られることの意味(劇中で近松の言う作者の矜持)…

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こじ

こじの感想・評価

4.5

主人公の行動が

どんどん悪い方向へ向かっていって

禁断の行為に手を出すシーンの

演技

演出

撮り方が

すごい!

近松門左衛門が狂言回しになっている設定もいいし

ラスト近くで

役者達…

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「冥途の飛脚」をそのまま映画にするのではなく、近松自身を登場させてくることで、近松の作劇ってどんなもんだったの?って視点も入れ込んでくるとこが面白い作り。しかしそれによって、映画ならではのメロドラマ…

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このレビューはネタバレを含みます

これまで何度も観る機会はあったのに、なんだかんだで逃してしまい、やっと見ることが叶った作品。
近松門左衛門の「冥土の飛脚」を元にしながら、作者の近松が狂言回しとなって展開していく物語。手っ取り早く言…

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近松門左衛門作『冥途の飛脚』を内田吐夢が映画化。

うぶで繊細な優男(中村錦之助)と心清らかな遊女(有馬稲子)の恋愛が、あまりにも悲しい結末に向かうまでを静かに見守る近松門左衛門(片岡千恵蔵)という…

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大阪を舞台に飛脚問屋の若旦那(中村錦之助)と廓の女郎(有馬稲子)が恋をする、想いが募り後戻りできなくなった2人に待ち受ける悲劇、近松門左衛門の原作を内田吐夢が映画化

以前見たときは中村錦之助を目的…

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絹代…

メタ演出さいこー

有馬の所作すごかった

やはり東野英治郎好きだ…

時代劇でここまで気に入りうるものがあるとわかってとりあえず良かった

ぼんぼんが惚れて惚れてドツボにはまっていく。そんなぼんぼんの一途さに次第に心が傾く遊女。その先にあるのは命がけの恋の道。
それを静かに見守る近松門左衛門。

傍から見れば「阿呆やなあ、あの道楽息子」…

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菩薩

菩薩の感想・評価

4.2
飛脚問屋の若旦那と廓の遊女の悲恋物。田中絹代、浪花千栄子、東野英治郎が脇を固める。金が、金が仇の世の中…。実に切ない。
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