病院。一番やらかしてほしくない場所。ここで渾身の「やっちまった」が見られる。それがスイッチだったのか。白黒で助かった。
自分の中の欠落を冷静に見つめる、若き渡辺謙が光る。無言で葛藤を伝える田村高廣…
熊井哲監督は「望郷〜サンダカン8番娼館」で知った。
この作品はとても白黒でしか見れないと思った。手術シーンもリアルだしなによりその手術の目的が実験だから。
人類のためと謳いつつ、実験をする背徳感…
可能な限り原作を再現はしているものの、いささか蛇足な部分もあった気がする。解剖のシーンなんかはこれでもかとリアリティを追求していたお陰で当分、肉が食えなそう。肝心の良心の呵責についての勝呂と戸田の会…
>>続きを読むまた今までとは別視点で、善悪に揺れる葛藤を淡々と描写されている作品。
太平洋戦争時中の捕虜を生体解剖するという衝撃の実話をもとにした遠藤周作原作の映画化、というよりももはやドキュメンタリーかという…