アキ・カウリスマキ監督による【敗者三部作】第2作。記憶を失った男性の運命を描く。
第55回カンヌ国際映画祭でグランプリとカティ・オウティネンに対する女優賞を受賞。
列車で夜のヘルシンキにたどり着…
敗者三部作の二作目。記憶を失った男が周りに支えられながら自らのコミュニティを築いていく。自分も大変なのにそれでも救いの手を差し伸べてくれる人がこんなにも。優しさに触れて温かかった。一作目は境遇が辛す…
>>続きを読む淡々としているけど優しくて、ささやかな幸せを大切にしたいと思わせてくれる作品。年を重ねてまた観たい。きっと今より愛おしい作品になりそうだ。
『この世では神の慈悲ではなく自力で生きなければ。』と言う…
このレビューはネタバレを含みます
アキ・カウリスマキ監督の敗者三部作の二作目で、底辺の生活の中にも独特のユーモアが溢れる個性的な作品だ。
まずヘルシンキにやって来た虚ろな目の男が暴漢に襲われる場面から物語は始まる。
病院に運ばれた男…
“敗者3部作”第2作
暴漢に襲われて、文字通り一度は『全て』を失うけれど、奇跡の復活を遂げた彼に悲壮感はない。命があるならまた一から始めれば良いという潔さ、前向きな諦めを感じる。
後半、急に日本が…