「旅芸人の記録」をまた観たので、続けてテオ・アンゲロプロス監督作品を観る。「アレクサンダー大王」は3時間半弱なので、疲れたけれども最後まで観る。
かなり不思議な終わりだった。アレキサンダー大王…
独裁政治、コミュニズム、アナーキズムの葛藤。
神話と現実の狭間で、権力の姿はいつもぼんやりとした影になる。
アンゲロプロスは本作でも、時間を断ち切らないワンショット、霧に包まれた空間、言葉少なく進行…
【ビザンチン様式の祝祭とテオ式群論】
アレクサンダー大王の物語を通じて、社会主義国家の夢と終焉を描いた本作はテオ・アンゲロプロス監督がビザンチン様式のような作品だと語るように環が強調された一本である…
ギリシャ英雄の名を騙る盗賊の行動を描いたアンゲロプロス、208分の作品。英国貴族を誘拐して農地解放を迫ったりするが、認められない仲間も逃亡する者が出始める。アンゲロプロス作品はどうも苦手だ。「霧の中…
>>続きを読む『旅芸人の記録』が鳴り響く銃声によって“変えられて”いった側からの歴史的な叙事詩だったとするなら、『アレキサンダー大王』は掲げられ、担われる銃によって“変えて”いこうとした側からの政治劇的な寓話では…
>>続きを読む流石に分からねえ…。
ただ長いだけに感じるシーンが多く、他の作品の様に美しく流麗な長回しをそこまで感じられなかった。
もしかしたらそれは物語、内容自体の好みに依るところが大きいかもしれない。
あの…