モンタージュで魅せる映画。
カット割が変態的に美しい。
セリフを少なくしてそのかわりクローズアップで互いの表情がカットバックで頻繁に映される。サイレント映画の文法って感じ。「裁かるゝジャンヌ」を思…
戦後混乱の逃避行の最中、強権的で自暴自棄的な男性像と「女」の会話が、妙に説教くさくて笑っちゃう時があったけど、サスペンスフルな撮影と音楽、泥棒少年の挿話(走る撮影)、昼飯食べる口元の場面(他にも口元…
>>続きを読む題が、大袈裟だと思った。
小沢って、小悪党役を演じるといつも、いい演技する。
善人役が向かない俳優さんだわ。
「惜春鳥」でゲイを撮り、その後「女の園」「日本の悲劇」を作ったのだから、木下惠介氏は骨の…
斜めに構えられたカメラと、男の不自由な足を強調するかのように挟まれる女の足のカットが印象的。
女がヤクザ男から逃げようとするシーンは2度あり、どちらもカット割りがすばらしいが、なんと言っても2回目、…
木下恵介監督。
やくざ家業の男に連れまわされる女性の自我の覚醒を描く。
今まで見てきた木下恵介監督の作品は割とハートフルな印象だったので、初期の頃にこんなセンセーショナルな作品を撮っていた…
今でいう共依存の男女の破綻。
現在のDV問題、共依存の男女などにも通ずる入りやすい話。
ただし戦後まもないこの映画では小悪党、ずるいのは男、女は耐え忍ぶという構図。現在なら逆もある。
ただただ…
木下がいろいろ挑戦しようとしてる感じが伝わってきた あと主人公の女性が駅で見知らぬ男に肩を叩かれニヤニヤされるくだり、現代にも全く通じるもので、日常的に女性はそういう目に遭っている、という視点が木下…
>>続きを読む全然正しくないタダシ。
イライラしすぎてしまった。
それだけ引き込まれたし、細部まで最悪だった。
よかったよ、よく頑張った。
けど、あんなにまっすぐな人が悪いタダシに惚れ続けるだろうか…
水戸光…
松竹株式会社