独特のショットや色彩設計、抑制が効いた演出、おっとりと間延びした会話のテンポなど、初めから終わりまで小津らしさが炸裂しまくり。観ながらニヤニヤしてしまう。まるで名人の落語を観ている様な。善人も悪人も…
>>続きを読む「晩春」と続けて見ると面白い。娘の嫁入りというテーマはもちろん、家の玄関口を映す構図や、父が娘に「シャボン(石鹸)がないぞ」と言う細かいところまで、セルフオマージュ?が色々ある。
本作はカラーにな…
展開より空間を味わってゆったり見ることができる。戦争の時代を思い起こしながら、流れる時代に置いて行かれて、それでも穏やかに自分を残して行ってしまうものの幸せを願っている。複数の作品で扱われている、こ…
>>続きを読む古き良き日本の侘び寂びを、シンプルかつユーモアを交えて描いた作品。
セリフの言い回しが単調で可愛くて所々くすっとしてしまった。
時代は変わっていくから、いつのものが1番良い、正しいとは言えないはず…
台湾に行くと、小津安二郎という存在がちょいちょい見え隠れ。だから初鑑賞。
何で今まで後回しにしてきたのだろうか!ドンピシャな映画でした。今は男女間の在り方の違いを無くしてきてるけど、昔ならではの男と…
なんてこと無い日常だけど、なんか良い。団地に干された布団の色柄、飲み屋街の看板、息子夫婦のキッチン、娘のエプロン(下だけのやつ)
娘が若き日の岩下志麻だと知ってびっくりした。
友人と…
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