2010年の作品。鬼才ハネケが各賞を総なめにした、まさに普通の人には作れないような映画。
作中の白いリボンとは、子どもが清く正しく行動できるよう祈るおまじないのようなもので、髪や腕に結ぶものらしい…
戦争直前の架空の村で起きる事件の数々、不穏な空気がずっと漂う映画でした。犯人がはっきりと明らかにされないものの、少しずつ、あーあ多分これかと思い当たる節も出てきて、何とも。集団で悪を働く怖さよ。
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世界や社会にうごめく欺瞞や抑圧や矛盾が、子供たちを通して鏡のように映し出される様子を、象徴的(シンボリック)に立ち上げた作品であり、ハネケらしい毒を含みながらも、悪趣味とはならない格調の高さを、さす…
>>続きを読む読解力無くて、ドイツの話だったことを見終わった後に理解した。すみません。
戦争を予期する物語ではありつつ、直接的には描写されない
むしろ個人の持つ狂気や矛盾、暴力性にフォーカスしている
戦争はこう…
第一次世界大戦前夜、ドイツ郊外にある平凡な田舎町。
地主である横柄で嫌味たらしい男爵のもと、村人たちは日々厳しい野良仕事に従事していた。
ある日、彼らの平凡な日常を不穏な出来事が襲い始める。
木の幹…
ドイツの閉塞的な村で起きる、いくつかの小さな事件。
犯人は誰なのか、事件同士に関連があるのか、動機は何なのか――いずれも語られることはなく、ただ村人と同じように、出来事だけが淡々と提示されていく。
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