東京暮色の作品情報・感想・評価・動画配信

『東京暮色』に投稿された感想・評価

観たことあったの忘れて、もう一回め。小津さんのは、どれがどれだか分からなくなる。予告でもあったけど、小津スタイルを貫いた結果だからだ。

お母さんのシリアスなシーンはほとんどコミカルなBGMだったの…

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3.8
このレビューはネタバレを含みます
やはり構成が上手い。アキコの妊娠発覚から堕胎、事故死までの情報を残酷なほど淡々と映しだされたから、感情の整理ができなくてすごい映画体験だった。
このレビューはネタバレを含みます
明子が堕胎した後の、光に照らされた子供と陰の中の明子の対比のショットが残酷。あっけらかんとした音楽と陰鬱な本編のミスマッチさも独特。胸が締め付けられるような切なさでした。
m
3.5

小津作品は「母親の不在」を前提とした家庭を描くことが多いが、今作は不在のはずの母親が姿を見せる点で特異だった。
今作が今までになく陰惨なのは、それによるところが大きいのではないかと思う。


小津は…

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4.2

この物語の結論としては「子には両親が必要」ということでなんとあっけらかんとした。

たしかに小津の異色作と言われるのも頷ける
不在のショット、不穏なショット、不健全なショットがある。

父の周吉は勤…

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☆私の貧弱な小津遍歴の中では、かなり異色の長尺作品。
☆実は、完成期(後期)小津作品観てなかったので、その印象になったのか?
☆それと、キャストが豪華で、所属会社を超えてのキャスティングも多く、それ…

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小津、映画館で観て初めて"理解"したかもしれない。とんでもなく危険だ!

・シーンのラストショットはしばしば不在を想うショット
>最初の居酒屋、かけられた帽子への視線つなぎ↔︎かけられた帽子(の持ち…

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きこ
-

有馬稲子と原節子のふたりが段違いに演技うまかった。座り込んでしまったあきこが赤ん坊の姪を見つめるシーンの迫力すごかった…
私にはお母さんの汚い血だけが流れてるんだわ!って言うあきこ、そういうふうに思…

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SANKOU
4.1
このレビューはネタバレを含みます

戦後の小津安二郎監督作品としてはかなり暗めのトーンで、最後までほとんどユーモラスなシーンのない映画だった。
娘を持つ父親の心境を描いている点は他の小津作品にも共通している。
が、この作品でフォーカス…

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4.5

小津版フィルムノワール。白黒陰影が美しい。同じ年に見た『ミルドレッド・ピアース』と同様こういう映画大好物!晩年のスタイルを確立した後も、結構を意図的に崩しているのも魅力。ただ子供の為に無理によりを戻…

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