このレビューはネタバレを含みます
話が良いとか悪いじゃなくて、映画全体の佇まいが好きだ。哀愁が漂うけど、前向きな映画。清兵衛が立派な人でなあ。
派手さは無く地味っちゃ地味だけど、昔の日本って感じ。知らないのに、何処からリアリティを…
あまり知ることの無い下級武士の生活を知ることができる。
あやのが「針仕事を覚えたら、いつか着物が縫えるようになる。学問をしたらなんの役にたつんだろう」と質問したときの清兵衛の返事が印象深い。
「針…
この時代でも現代のサラリーマンと変わらないやり取りが可笑しかった。
黄昏時に帰り、ろくに湯浴みもせず、ほつれた着物を着た清兵衛ですが、真田広之が演じる品があるので不潔に感じなかった。
最後、娘が語る…
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たそがれ清兵衛、最高...
妻を亡くし、幼い子供と年老いた母の世話をするため、飲みにも遊びにもいかず、きっかり黄昏時に帰るから「たそがれ」というあだ名をつけられるそが文句も言わず、縁談も子供の成長を…
井口清兵衛は幕末の庄内、海坂藩の平侍。
妻を病気で亡くし、二人の娘と老母の3人を養っている。
生活は苦しく、下城の太鼓が鳴ると付き合いは断ってすぐ帰宅し、家事と内職に励む毎日。
そんな清兵衛を同僚た…
藤沢周平の原作が意外なことに、これが第1作目の映画化。
山田洋次監督も時代劇初だが、いつもの山田節と藤沢周平のコラボはすごく合っていた。
もともと原作が地味といっては何だが、庶民の生活にスポット…
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妻を老害で、亡くしてしまった、1人の、貧しい、武士の話。病気であった、妻の薬代、家族の生活費、死んだ妻の、葬儀代。お金に困り過ぎて、武士同士の、仕事後の、人付き合いすら避け、内職している、農民のよう…
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