モテモテ女は災いの元⁈ ②/②
'21 8/12 単品ジャケ写に変更していただきました。
ドイツのマックス・オフュルス監督による唯一のイタリア作品
で、スター歌手の波瀾、万丈では無く、波乱を引き…
ポスターにはこんなにデカデカとオフュルスの名前があるのに、クレジットにはないという。これまでオフュルス作品はずっとフランス語で観ていたので、イタリア語なのが新鮮だった。部屋から部屋への横移動、舞踏会…
>>続きを読むオフュルスがイタリアで撮った作品。
悪夢ものでもあり、ファム・ファタールものでもあるが、まず初っ端から舐めるように動きまくるカメラワークに度肝を抜かれる。これがほぼ九十年前の映画か。
途中で字幕が挟…
「永遠のガビー」
冒頭、1930年代のパリ。イタリア出身の映画女優、レコード"みんなの女性"がヒットする中、自殺を図った。手術台に運ばれ、麻酔で意識が朦朧、彼女の回想が始まる。数々の男、愛、パーテ…
一瞬で男性を魅了してしまう魅力の持ち主ってのも、それはそれで生きるのしんどいね…。
車椅子の伯爵妻が二人の関係に気づいた時のシーンの恐ろしさ。
30年代のオフュルス…動くカメラの流麗さはこの時からや…
踊るカメラ。reincarnation。ハスミンが印刷機が80年代の映画では遅い、30〜50年代の映画では早い、って書いてたけどこの映画の印刷機はびっくりするほどおそい。新聞社で働いてたとき毎日見て…
>>続きを読む螺旋階段を転げ落ちるのは乳母車ではなく夫人を乗せた車椅子、オデッサの変奏。過剰な移動撮影によって空間を掬い上げる感覚、構図の変化によって映画の形式について絶えず意識が向くために、そこに照明を手にした…
>>続きを読む冒頭の横移動とドアの使い方から最高。どんだけカメラ動くんだって感じ。車椅子、螺旋階段映画でもあった。ボートと車の切り返しでは『クイーンケリー』の馬車と女の切り返しを思い出した。ラストの電話、シビれた…
>>続きを読む傑作。とてつもなく早いカット割りから、驚くほど構図が決まっている長回しと完璧な画面が連鎖する。伯爵の妻が車椅子で階段を降りようとする場面でのクロスカッティングがサスペンスを掻き立てる。螺旋階段や扉の…
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