映画に物語なんてものはないんだ、人物と人物の空間が映画なんだと、ズバリと言いすぎている感もあるがヴェンダースは批判する時にでも真っ直ぐでいい。主人公のドイツ人監督も明らかにヴェンダースで、敵対するの…
>>続きを読む詩的で抽象的な台詞は同監督の名作「ベルリン天使の詩」
ロードムービー的な流れは同じく同監督の名作「パリ・テキサス」
その中間に位置する様な映画だと感じた。
非常に分かりにくかった映画ですが、
コッ…
邦題の「ことの次第」の語感が「うちのごはん♪」に似ている気がしてレンタルしてみました。
ヴィム・ヴェンダース監督作。
映画の中の映画監督役にサミュエル・フラー。
弁護士役にロジャー・コ―マン(笑)が…
前半と後半でガラリとストーリーが変わるが、終始監督の映画論なるものが如実に見て取れる。すなわち、言いたいことはこうだ。映画に物語は必要ない。人物と人物の空間で作られる。物語は死の先ぶれであって物語と…
>>続きを読む映画の中の映画物語。
モノクロの波打つポルトガルの海が、冷たく美しく映しだされて印象的。
SF映画制作中に資金がなく撮影不可能になり、撮影を待たされる俳優陣…それぞれをやり過ごす日々。
ここまでは…
物語性にのみ特化し、肝心な生命性を欠く大衆映画が量産されるショービジネス。
そんな現状に対するヴェンダースの痛烈な葛藤と抵抗が、ひとつの作品として生み出されました。
映画本来の魅力が失われつつある…
映像は間違いなく美しいな。好きなシーンはいくつかあるし、登場人物もそれぞれいいキャラしてたりするんだが、物語が…退屈である。ヴェンダースの考える映画哲学みたいなものを表現していると思われる作品なんだ…
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