1952年のルネ・クレール監督作品。
売れない作曲家が、夢の中の美女たちと逢瀬を重ねるコメディー。フランス語によるミュージカルが美しい。さまざまな時代を行き来する描写は面白いし、幻想的なカットのつな…
現実世界は退屈で、情けない日々、でも夜になれば理想が世界が広がる。
もし、夢の世界がとなもリアルでそれがとても満足のいく生活だとしたら、それはそれであり?
よくある夢と現実が曖昧な夢幻的な世界ではな…
ルネ・クレール監督、ジェラール・フィリップ主演。
現実の世界では冴えない音楽教師をして日々不満を感じながら生きるも、夢の中では色々な時代にタイムスリップして、美女たちとの逢瀬を楽しむといった感じです…
火曜日の夜7時、晩ご飯のあとベッドに座って鑑賞。
音楽教師クロードは生徒にばかにされ、作曲コンクールに応募する作品の制作もままならない現実に辟易していた。だがある時迷い込んだ夢の中で、彼は美しい娘…
騒音と音楽、という対比構造を徹底的に使って、面白いことをしてやるぞという気概が全編に溢れている。
なんとしても夢を見たい主人公が、自殺志願者と間違われるが、起きているより眠っている方が愉快だというの…
なんで主人公はこんなに嫌われてるのかと思ったら性格が悪い。でも帽子投げられるくらいのことされてたら捻くれもするか。と思ったらあの人たち友達なのね。急に優しくなっちゃって。
昔の女優さんって華やかで…
楽譜を撒き散らした主人公は郵便局の書類を撒き散らし、嫌がらせで投げ回された帽子は警察の制帽に変わる。
めくるめく夢世界の旅、と言うには個人的には密度が物足りなかったけど、こんだけ金かけられるんかって…
夢の中でいろんな時代の美女と恋をしちゃう音楽教師。
とても不思議でほのぼのしている映画。何度も観たくなる。
G.フィリップの七変化にも注目。
貴族時代のくるくるカツラがあったり、ガソリンスタンドの…
遊び心満載でとても楽しかった
いくら芽が出ない音楽家
だからって
いい歳こいた大人が帽子とって
パスしまくって揶揄う
ってのはどうかと思うけど
ルネ・クレールは
やっぱり「音」に拘りがあ…