このレビューはネタバレを含みます
去年色々な劇場で上映されてて、気にはなってたけどタイミングを逃して観れてなかったので初めて行くmorc阿佐ヶ谷で鑑賞できて良かった!徐々に壊れていくジャンヌ・ディエルマンが日常のルーティンの綻びから…
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シャンタル・アケルマン監督
・3時間22分間、ひたすらベルギー中流家庭の女の日常を定点カメラで追う
ロングカットから徐々に考えさせられるようになってくる
数時間後にはきっと忘れているような動作を執…
こないだ観たアンゲロプロスの『旅芸人の記録』とは全く違う方向で、「知っているものが知っている形で動く」ということが極めて享楽的であるという事をこちらに強制してくる、恐るべき映画。
物語を観ていく中…
ジャガイモを剥く手にスリルを感じる日が来るとは思わなかったです。皮を剥がしていく刃先が芽に引っかかる度に募る日々の憤りが、デルフィーヌ・セイリグの伏した目からそっと伝わってくる。静けさが画面を豊かに…
>>続きを読む日常的所作を演じ続けるのって逆にムズい気がしてきた。これはどのくらい、デルフィーヌ・セイリグの普段の動きなんだろうか。やたら神経症じみた印象を受ける(結末を暗示するように)。そう思ってふと私自身の家…
>>続きを読むはじめの2分くらいまでは「こういうのってよくわかんないのに、面白いと思う俺おしゃれ〜みたいなひとが多いんじゃないの」と考えていた。主婦の細かな作業をじっくり撮っていて、小津安二郎作品に似た構図や赤の…
>>続きを読むシャンタル・アケルマン監督、若干24歳で公開した代表作であり最高傑作。
ほぼ200分、3時間半近く観続けても全く長さを感じない。こんな体験は珍しい。
噂に違わずの大傑作に出会えた。
ユダヤ人の両親…
これは驚きました。ひたすら主婦の日常生活が続き、ほとんどセリフがないのですが、不思議と退屈しないのです。ずっと見ていられるけど妙な緊張感がそこには漂っていて。だけど聖人君子のようなルーティンで日常が…
>>続きを読む2024-39
シアター-5
コレまでにない映画体験。
"映画"って何なんでしょうか?
長編カットの使い方がエグい。
内容脚本に寄らない、映像としての1点でこれまでの映画感覚を越えてくる。
音…