恐怖のまわり道に投稿された感想・評価 - 5ページ目

『恐怖のまわり道』に投稿された感想・評価

シネマQ

シネマQの感想・評価

4.5
登場シーンから呪いとして現れるアン・サヴェージのど迫力。目をギョロっとさせての「死体はどこに隠したの!?」怖すぎ。
モノローグが最終的には虚実が曖昧になるのも悪夢的で上手い。

風変わりすぎるが、ウルマーの猟奇的な執念とスリラー味がようやく観客のニーズと一体化したような感覚。
犯罪とはいえ組織はおろか発砲すら無いあたりは正真正銘インディーズ映画なのだが、そこに甘えずミニマル…

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AONI

AONIの感想・評価

3.0
アクの強いファム・ファタール(“運命の女”)が唯一無二の個性を放っている。彼女の存在が、本作をカルト的評価を持つ怪作ノワールと言わしめている理由だろう。
一人旅

一人旅の感想・評価

4.0

エドガー・G・ウルマー監督作。

アメリカの映画作家エドガー・G・ウルマーの代表作となった低予算フィルムノワールで、悪女との関わりをきっかけに身を滅ぼしていく男を描きます。

しがないピアニストの男…

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かなりおもろい。
事なかれ主義の主人公が何とか劇的な物語性を避けようとし続けるのに反して物語それ自体の強度は強まっていくみたいな。

NYからLAへ、まさかの偶然が重なるフィルム・ノワール。
騙されやすいピアニストが出会っ(てしまっ)たのは強烈不快キャラのベラ。忘れがたきファム・ファタールの存在。世界一危険な動物と戦ったのさ、女と…

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純愛を貫こうとするダンディーでナルシストなピアノ弾きが、実は単なるバカで運が悪く人生転がり落ちていくって話。
ハスケル氏が死んだ時点で警察か病院に駆け込めば良かったのに。
当時の捜査レベルでも自分が…

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324

324の感想・評価

4.3
実存すら怪しい偶然と奸謀の回帰。度胸も理知もない何もできないピアニストの、情緒を疑う音楽への嫌悪。健康なロマンス、世の闇のようなロストハイウェイ。富の象徴としてのリンカーン・コンチネンタル。
マヒロ

マヒロの感想・評価

3.5

歌手として一花咲かせるためにハリウッドに行った恋人を諦めきれないアル(トム・ニール)は、お金がないためヒッチハイクで何とかして彼女の元へと向かおうとしていた。途中、金持ちの男ハスケル氏に拾ってもらい…

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さっ

さっの感想・評価

4.5
主人公が不運すぎておもしろかった。最後のほう『砂の女』っぽさある。アメリカのブラックホールとしてのハイウェイ。

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