白黒で質の粗いドキュメンタリーのはずが次第にその輪郭は霞み崩壊していく。なんとも混沌としたワールド全開であった。口承は語り手と演者を曖昧とさせ突然の虚構と入り混じる様子に笑みすら浮かべさせられる。映…
>>続きを読む過去と現在、死と生のような観念的な主題におけるそれでなく、あくまで映画における「語り」の境目を曖昧にしていくところが面白い。
いい話風になろうとしているのに登場人物を皆殺しにして強引に終わらせようと…
身の上話に詰まった女性に言う「何か話をして、嘘でもいいから」から始まり、ひとつのプロットを人から人へ語り繋ぐ創作リレー。
創作の合間にドキュメンタリーを挟み、虚構と現実が次第に飽和してきたところで、…
とってもワクワクしてドキドキして、次に自分の順番が回ってくるってゆうなにかの発表会みたいに。
わたしはねーえっと、みたいな。
監督が選ぶ人たちが、とてもあったかくて、すてき。
でもやっぱり、こど…
アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール!にて。
アピ監督の長編デビュー作にして、世界が彼の才能を発見するきっかけになった作品。こんなもの観せられたらそりゃ熱狂するわ、ってくらいの傑作…
タイのマルチアーティスト、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督長編第一作。
タイに生きる知らない誰かにストーリーを創造してもらうという新感覚のドキュメンタリー。
ある意味フィクション性を含有しつつ、…
アピチャッポン・ウィーラセタクンの処女長編。
白黒の映像の中、魚売りの女性に「何か話をして、嘘でもいいから」と監督が語りかける。その女性が作ったストーリーの続きを別の素人に語らせ、またその続きを別の…
アピチャッポンの長編はこれだけ未見でしたが、ようやく観ることが出来ました。
これは普通のドキュメンタリーではないです。
素人にストーリーを造ってもらって、それをまた素人俳優に即興的に演じてもらうとい…
初めて見たときはガン寝したので見直した。面白すぎる。
映画的にも良い出来らしいけど、そういうのはわからないので他の人のレビューに任せます。
架空の話が人から人へとバトンタッチで創作されていく形式で、…