卍 まんじの作品情報・感想・評価

卍 まんじ1964年製作の映画)

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.7

『卍 まんじ』に投稿された感想・評価

見る者全てを堕落と快楽の淵に突き落とす、若尾あややの小憎らしい芝居が堪能できる谷崎潤一郎原作。
新藤兼人のジェットコースター脚本が火に油を注ぎ、増村演出のオーバーアクト指導が全開。ただだだ、岸田今日…

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 監督は、イタリアに留学し、そこで映画についての論文までもものにした増村保造である。この理論家肌の監督の意を受けて、その制作意図を、誇張しながらも度を越さずに、確実に形象化した俳優陣にも本作制作上の…

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谷崎潤一郎の原作で、新藤兼人の脚本、増村保造の監督で若尾文子がキャスティングされている映画が悪かろうはずがない。
だんだんと狂気を帯びてくる登場人物らに観るものも徐々に引き込まれていく。
岸田今日子のあたふたぶりがいいですよ。若尾文子はほんと悪い女が似合います。

卍卍卍卍卍

岸田今日子の独白。
旋律のように耳に心地よい声色と抑揚。
年老いてからは妖怪風味としか見てなかったけれど、当時34歳でお目目クリクリでピュアな表情がチャーミング。
もっとも早々にそんな…

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真夏の大映祭⑥

かなり久しぶりに見たが、記憶の3倍くらいハチャメチャな話でした。原作は戦前に書かれてるので、映画は60年代の世界にアップデートされているもよう。
この作品は単なる同性愛モノに非ず。…

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3.0

映画で泣くほど笑うとは思わなかった
全員関西弁が変なのもあり結構な珍映画に仕上がっていた気がする
若尾文子様が大根に感じられるとは…
ご本尊のくだり、誓約書のくだり、園子が諸々話し終えた後の作家の顔…

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jumbo
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若尾文子がシネマスコープの画面に体の全景を収めるように頭をもたげている。

関西訛り風の大仰な台詞回しで、四角関係の主導権を握る黒幕が二転三転する逆転劇が続く。
お耽美すぎるよってからに。。。
Riko
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シュールだけど洗脳も大恋愛もこんなものなのではないかと思う。
若尾文子、日本のモローやん。
60年代日本映画をスルーしてた自分を責めたい。

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