監督キューブリック。
ライアン・オニールのくりっとした顔は、主人公バリーの屈託のなさや、悪気がないのに何かやっちゃう感や、ずる賢いのかバカなのかわからん…そういうのに、合ってた。
バリーの青年から…
3時間の長編ということもあり、少し構えて観賞したが、退屈ではなかった。
貴族社会のきらびやかさと、自然の風景が美しい。
終始流れるクラシック音楽も、始めは聞き飽きる予想であったが、徐々にピタリとはま…
終始絵画みたいな映像美が圧巻。
それに相反して、鈍臭くて小賢しくて汚らしい主人公。
ストーリーもそういうことってあるけど!みたいな展開で完璧な絵作りに対しモサっとした感じが心地良い不思議な映画。
好…
何かにつけてすぐに決闘しがち 映画
自ら人生を切り開き、栄光へとつき進む第1部から一転して、周囲の出来事に対処していくだけで時が過ぎていく第2部。1部の方が良い人生を送っていたかどうかと言われた…
銀幕短評 (#186)
「バリー・リンドン」
1975年、イギリス、アメリカ。 3時間 5分。
総合評価 23点。
あの巨匠の映画は、平成30年間 わたしの最後のクリスマスを飾るにふさわしい…
キューブリックが監督だったのか。衣装や音楽のこだわりように納得。
カネと人脈以外の尊厳さが微塵も感じられない登場人物たち。尊敬したいと思うような貴族が一人も登場しないのは、これもキューブリックならで…