ザ・コミューンの作品情報・感想・評価

「ザ・コミューン」に投稿された感想・評価

スパニッシュアパートメントものかと思いきや、、エリックに自己投影してしまって最後の涙とか胸を切られるように痛かった。
フレヤが愛し過ぎてしまわないか、、それが心配だ。
kyoko

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3.7
民主主義の前では倫理観無視のただの利己的な集団?
それとも最初から愛を失ったら消えねばならないという過酷なルールがあったの?
もっとこう全員を巻き込んだ愛憎劇だったらよかった。はじかれたのが一人ってのが辛すぎた。それをさも仕方のないことのように見つめる関係各位が怖かった。
娘にああ言われたら私なら「えぇぇぇぇぇぇぇ」って腰が抜けるわ。

マッパではしゃいだ同じ場所でのお別れがすんだらおやつ食べよう。
ひとり出て行った、次は誰かな。

今年のノーザンライツはトリーネ・ディアホルム祭でもあった。
彼女が私より年下だと知ったときのショックといったらもう……

なんでファレスファレスが出演者の一番上にいるんだろ?
buccimane

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3.5
みんな茶色いコーデュロイに青を効かせたような服装してるなと思ったけど大学の生徒もそんな感じなのはやり過ぎてはと思った。
よく泣くヒゲが着てたジャケット格好良かったな。
ポルポトのニュースを差し挟むのもからしてもテーマは分かるんだけどその前にまずこの夫が性格クソ過ぎなだけではないかと。
若くて美人なメイクさんにまで嫌な感じするの分かる。
菩薩

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4.1
ルーカス・ムーディソンの『エヴァとステファンとすてきな家族』のヴィンターベア版と言った趣であったが、あちらが反資本主義やヒッピー文化に依拠した欺瞞に満ちた共同体であった一方で、より見え透いた個人主義の導入と健全な共同体運営は両立不可能な事を物語る現実的な路線。

極論としての持ち出される(持ち出されてはないか…)ベトナム戦争の副産物としてのポル・ポト、クメール・ルージュの「原始共産主義」への回帰は確かに「共同体」としての原点であり理想だったのかもしれないが、とは言えその実現の為に何が起きたかなんてのは書くのめんどいから各自ググって欲しい。理想社会の歪みとして精神疾患及びテロリズムの発生、犠牲になるのは社会的弱者であり、この場合「老い」と「幼き」に矛先が向く(あれが本物のハートブレイクショット)のは非常に分かりやすい(日本は「若き」と「貧しき」に向くんだけど…)。棄権を許された間接(この作品は直接か…)民主主義の敗北、無干渉は同時に無責任を生み、そこに流れる「空気」はいつだって人間を排除していく。

人間が欲望を有し、所有の概念を捨てない限りは弱肉強食の争いを続けなければいけない。要するに人間はとっくのとうに詰んでるからなぁなぁでやらなしゃーない、って事だと思う、犠牲が出て初めて皆がグッと固まる感じ、まぁクソだよなって思う。これが音楽の方に傾けばAmon Düüが生まれるんだろうけど、彼等だって分裂した。北欧らしい北欧映画だなと思ったが勿論気持ちの良い作品では無い、こう言うの大好物。
僕は9歳まで生きられなんだ。

現在そんなに広くない我が家を改築中。娘の部屋確保の為、更に小分けしてるのに、広過ぎる家を相続して、同居人募って共同生活なんて想像出来ない。

奥さんの、旦那が同じ話ばかりで退屈とか、昔から一緒に暮らしたかった男にいきなり声を掛けるとかいかにもありそうで、旦那の渋々もリアル。同居人がいちいち個性的なんだけど、何となくそれぞれの役割を担う感じが面白かった。

旦那は良くも悪くも一番まともで、優柔不断で自己中、イラッとくるほど共感できるからたちが悪い。
奥さんの試しに暫くって提案も、良い様に解釈して余計に傷つけることに。でも最後の彼の涙は痛いほどわかる。観て良かったです。
haruka

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途中まで、わたしにはできない暮らしだけど作品としてはほのぼの系かな?って思ったけど、そんなわけないですよね…。ヴィンターベアですもんね…。
なんだこの、絶妙につらい、楽しかった時間が続くようでもう変わってしまったんだろうなという感触は。なんでこうなって、なんでああなっちゃったんだろう。あの提案からもう、この結末に向かってたのかな。まあとりあえず、お前は泣くな!
しかし、突然流れる Goodbye Yellow Brick Road はずるいわ、泣くわ。
カツマ

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4.4
人間とは、愛とは、そんなに強いものじゃない。乗り越えられると思っても、環境の変化、時間の経過、それら全てが津波のように押し寄せて、平和だった日常すらも壊れてしまう。こんなはずじゃなかったと思った頃にはもう遅い。自業自得のようでもあり、約束されたかのような愛の末路は嫌になるほどに運命的な未来だった。愛とは人間にとって生命力であり、また毒でもある。それらをコミューンという媒体をもとに描いた、ほろ苦い人間劇場の幕が上がる。

『光のほうへ』『偽りなき者』など激重作品を連発してきたデンマークの雄、トマス・ヴィンダーベアによる2016年作品がようやく日本上陸!運命的とも言えるほど不幸な結末へと突撃していく人間模様に、美しい映像美と洒脱なカットを融合させる彼の個性が分かりやすく漏れ出た作品だった。胸糞のようでもあるが、そこに至るまでの原因と帰結、そして人間の心理状態を見事に描き切っており、全てのシーンに動機を見出すことができる。彼は人間の弱さと愚かさ、そして美しさを同時に映像化できる稀有な作家。そしてこの作品でもその魅力は遺憾無く発揮されていた。

〜あらすじ〜

大学で建築学の教鞭をとるエリックは父の死を受け、妻と娘と3人で住むにはあまりに巨大な豪邸を相続した。家を売りに出そうとするエリックだが、妻のアンナの提案に押され、友人を呼んでコミューンとして生活することを決意する。
豪邸に次々と集う個性的な面々。皆それぞれに主張はあるものの、何とかコミューンとしての形を成そうとしていた。
だが、エリックら親子3人の間には密かな変化が起きていた。アナウンサーのアンナは普段から忙しい身。我が家がコミューン化したことによって、更に夫婦の時間は減っていく。そんな中、エリックは学生の一人と恋に落ち、意識は次第に愛人へと向けられることとなってしまう。一見、コミューンは順調なように思えたが、不倫の実態を知ったアンナが下したある決断がコミューン内に荒波を立てることになり・・。

〜見どころと感想〜

不倫はいけない。それは間違いない。が、この映画はそんな当たり前のことを言いたい映画では決してなかった。平和だった家庭がコミューンという共同体となったことによって訪れる変化。そして、その心の揺れ動きを丁寧に描いた作品だった。愛とは不安定なものであり、ちょっとしたさざ波を被っただけで水の底へと沈み込んでしまう。その感情の在り処に『何故?』を突きつけると、実は自業自得でもあった、というほろ苦さにも気付くことができた。

主演にはトマス監督の出世作『セレブレーション』でも共演したウルリク・トムセンとトリーネ・ディアホルムのペア。二人はスサンネ・ビアの諸作品にもたびたび出演している名優たちで、北欧映画が好きな人にはお馴染みの顔かと思う。またコミューン内の泣き虫な貧乏人役で『特捜部Q』シリーズで名の知れたファレス・ファレスが出演。アサド役とは全く違うコミカルな役柄は一種の清涼剤として機能していた。

愛の在り処は安住せずに常に彷徨う。だからこそ、人は必死になるし、醜くもなる。それでも愛さずにはいられない。その結果としてなのか、人と人とはすれ違い、対立し、そして場合によっては別れていく。そんな愛の移り変わりを、淡々と冷徹に、そしてドラマチックに描いてしまったのがこの『ザ・コミューン』という映画だったのだと思った。

〜あとがき〜

今年のノーザンライツ3本目となった本作は個人的には今年のTNLFの目玉でした。何しろ名匠トマス・ヴィンダーベア、期待度は高かったです。そして、見終わってみれば今回TNLFで見た3本の中でも圧倒的な構築美を炸裂させ、実績と経験に裏打ちされた重厚な人間ドラマは抜群の完成度を誇っていましたね。
光を視覚化するカット、涙に濡れるカメラワークなど、トマスの映像技巧も美しく、演技派たちの名演と合体して、一本芯の通った作品を作り上げていました。

人によっては胸糞に思える作品かもしれません。が、トマスは人間の中にあるそれぞれの愛を映像化しただけなのかな、と思います。揺れ動くからこそそれぞれの愛は美しくも醜くもなる。人が増えれば増えるほど雑念も増える、という心理もまたしかり、と言い換えることもできそうですけれど・・。
mizubara

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3.2
去るのはそっちなんだ。
でも、気の迷いで人の人生は残酷な未来を突きつける。
父親の浮気現場を目撃した娘が燃え上がって、好きな男の子の家に直行してセックスするところがすごくいい。それ以外はひたすらニンゲンカンケーの集積で、心底ウンザリした。好きな監督だからといって”The Commune”なるタイトルの映画を見に行ってしまったことがそもそものマチガイだったのである。
ARAIZANS

ARAIZANSの感想・評価

3.2
これっておっさんがふたりを平等に愛せばいいだけなんじゃ…
(もしくは3人で)
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