56位[一人の不快が皆の不快?] 80点
ド傑作。ピエール瀧騒動の今だからこそ輝くと言っても過言ではないセレブレニコフ長編六作目。キリスト教原理主義に傾倒した学生が、聖書を引用しまくって思考停止状…
ロシア/ブラックコメディ
キリスト教原理主義者のヴェーニャが聖書片手に周囲の人々を論破しようとする姿は強烈で滑稽。未熟ゆえに、自分の言葉を持たず、聖書を引用するも言葉は上滑り。青臭い!
こんなのが…
結局聖書は膨大な量があって抽象的な内容である分、自分の都合のいいように解釈する余地を多分に含んでいるんだろうな
最後の方はもはや過激派の考え方で、自分の解釈の穴を突っ込まれればキレてしまう、悪くいえ…
たとえば『関心領域』なんかもおなじような映画ではあると思うけど、私を含めあっちを評価する人間がほとんどやろなと
で、それこそがこの映画のなげかけるものなんやろなと
そう考えたらもっとちゃんとこっちを…