スピリチュアルなタイムービー。死期が近いブンミおじさんの元に、幽霊の妻や精霊になった息子が戻る。
ブンミおじさんの最期の語りが良かった。「ここは母胎のよう。私はここで生まれたのだ。はっきりとわかる…
ちょっと凄すぎた。時間の解釈はこの間見た『ア・ゴースト・ストーリー』に通ずるなと思いつつ(今作のほうが明らかに先だと思うが)、あの世とこの世の境目が曖昧になって行く感覚は他の映画では味わったことない…
>>続きを読むとても感慨深い作品。
生と死、精神と肉体、前世と現世、人と人以外、カメラの内側と外側、運動と静止…
などなど、この映画はあらゆることを相対化していく。人は普段無意識のうちに色々なことに線引きをして…
幽霊や精霊といった「霊」というものの境界線があの森だったのだと思います。
日本人からすると、理解がよくわからないところ(私だけなのかもしれませんが)が多かったのですが、東南アジアの方では、結構、精霊…
静謐で美しい自然に囲まれたブンミおじさんの生活の中に突然現れる亡くなった妻の亡霊、猿の精霊・・・
と、想像していたよりもかなり奇想天外なお話だったのにもかかわらず、これを滑稽だと感じる自分がおかしい…