昨年亡くなったアンジェイ・ワイダ監督90歳の遺作。
ご年齢のこともあって監督の作品は前作『ワレサ 連帯の男』が最後かなぁと思っていた。
描き続けてきたポーランドレジスタンス運動の集大成のように見…
こんなに100分間が短く感じられたのは久しぶり!
芸術は、装飾じゃなくて認識だ
その通りだなあ、
全体主義批判に重きが置かれてる訳じゃなくて、ひとりの芸術家の信念がじんじんじんと伝わってくる素敵…
職人気質とも見えるストゥシェミンスキが、革命の渦の中で、政治に翻弄させながらも、自らの芸術観を維持し続けた姿は印象的だった。また国家の理想にそぐわない人を、失職させ、配給を受けられないという形で合法…
>>続きを読む豊田市美術館「岡﨑乾二郎の認識 — 抽象の力——現実(concrete)展開する、抽象芸術の系譜」の参考映画と勧められ。
ストゥシェミンスキはマレーヴィチ(妻のコブロが助手を務めていた)の後継とし…
国家に従うのか、それとも抵抗を続けるのかという意味で「どっち側だ?」と問いただされた主人公はこう答える。「自分の側だ」。
全体主義に突き進むポーランド政府の執拗な圧力に対して「転向」を拒み続けたまま…
始まり方は思ったより明るくて結末は想像以上にしんどかった。
揺るぎない信念をもってしてもじわじわと追い詰められていくところにやり切れなさを感じる。
窓越しに張られた幕によって赤く染まる部屋や、むなし…
【Praise&Blame】
『赤色』が時には、
『賞賛』されたり
『非難』されたりする。
『同じ色』でも、
『思想』『価値観』
で見え方が変わってきます。
『色も差別』
されてしまう訳…
体制の言いなりになって、自分の描きたいものを描けなくなった時。芸術家にとってそれは「死」を意味するのかもしれない。
国家権力によって、職どころか、生きる自由すら奪われても、表現をやめない主人公の生き…