「処刑の部屋」
冒頭、島田克巳はU大学の四年生。 気難しい銀行員の父、発狂する母、大学野球リーグ戦、U大学が優勝、その夜。歓喜と熱狂のさなか、仲間らと知り合った女子学生のビールに睡眠薬を忍ばせた。…
大好きな『最高殊勲夫人』の並びのなか、共感ましてときめきはまるでなく、上へ上へと成長していく時代に生まれるやるせない暴力を見せられた気持ち
自分の中の鬱屈した悪の部分まで刺激されそうな怖さがあった
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石原慎太郎原作! でも意外と面白かった。昭和30年代くらい?戦後豊かになりかけて、しかし社会的規範がなくなり、コネもなく社会に出て行かなくてはならない青年の行き場の無い憤りが爆発する。パーティチケッ…
>>続きを読む昔の馬鹿学生はやることが乱暴だ…。
子供なのか冷めているのかわからない。馬鹿馬鹿しい。小説もくだらないんだろうなぁ。
高田馬場のビリヤード場、学生時代に行ったなぁ。撮影所内だろうが細く狭い階段のつ…
このレビューはネタバレを含みます
貧困はかくもプライドを肥やしにして、肥太るということがシャープに切り取られています。屈折した心情を体現する若尾文子の魅力がここでも輝きます。大学生の反抗の限界が痛々しく、その稚拙さを余すことなく描き…
>>続きを読む市川崑監督、和田夏十の脚本の名コンビによる作品なのに今イチつまらないのは、石原慎太郎の原作がヘボだからか。
60年代のチンピラみたいな大学生達の、無軌道というよりはアホな生活を描いただけの話。主人公…
陰影が強いので(胃潰瘍で床に伏している父を見下ろすショットがとても良かった!嘲りと虚しさ、消すことのできない父への愛情…)最後も血の色がどす黒くて凄い。ラストシーンのショットめちゃめちゃかっこよかっ…
>>続きを読むあやや目当て
今まで見た川口浩出演作品の中で一番あかんたれやったな。
金はないから銀行で働く親に借りてその金で開くパーティー
内袖はふれない、そこまでしてやることかね…手堅く稼ぐと言っても考えが狡い…
主人公は尖っている!
共感はできないんだけど、本人が抱く焦燥感とか不安感は、現代にも通じてて、それが根源だったんだって驚いた。
ある程度デフォルメされてるだろうとはいえ、これがかつての学生の姿だと…