坂本龍一の音楽は、美しく心に響く。
津波にのみ込まれたピアノを「自然に調律されたピアノ」と表現し、雨音を楽しみ、鳥の声を聴き、それらは音楽だと言う。
自然への敬意、音楽への愛情を持って楽しんでい…
津波に飲まれたピアノのことを、自然によって調律されたピアノ、ピアノの死体などと評し、朧げに心地の良い不協和音を奏でる坂本龍一はさながら納棺師だった。静かな水の中にいるような感覚で、沈んでいく自分が浮…
>>続きを読むすごく良かった。昔から坂本龍一は本当に天才だと思ってて、彼の音楽がすごい好きで坂本龍一についてもっと知りたいと思って鑑賞。いやもうすげぇとしか言いようがない。ばくは今まで映画音楽という面での坂本龍一…
>>続きを読む2018.11.11にEテレで放送されていたのを録画。
やっと観ました。
世界的音楽家、坂本龍一の半生を記録したドキュメンタリー映画。
5年間の密着取材。
冒頭は東日本大震災の時、宮城県で波をか…
アーティスト坂本龍一のアート活動の源流が垣間見れる
彼の創作活動は、音楽を作るというよりも自然との対話の中で見つけ出しているような印象を受ける
彼の音楽は自分本位ではなく、既にそんざいしているモ…
自らの果てしない半径にまで神経を通わせ、その先に待つ自然界の音域に、自然が定めた音階に、彼は時々触れてみせた。
人に聞こえる音と聞こえない音の境界線は、まるであの世とこの世を行き交う音霊の通り道。行…
坂本龍一のイメージ通りの、当たり障りのないドキュメンタリーではある。武満徹もタルコフスキー好きだったかな。タルコフスキー作品を音に集中してみてこなかったけど、『惑星ソラリス』の例のシーンがあやふやだ…
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──音楽であるかどうかは、もうどうでもいいことなのかもしれない。
坂本龍一本人がどこかのインタビューで漏らしていた言葉。S/N(sound/noise)の二項対立など無くして仕舞えばいい。この思…
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