東日本大震災のあと福島県の仮設住宅に住む父、光石研とみゆき。
みゆきは週末福島から高速バスに乗り東京へむかう。デリバリーヘルスで働いているためだ。
福島県で被災し家族を亡くし家も仕事も無くした。け…
震災後の数年間に色々作られた震災を扱った日本映画はどれも震災を扱う必然性の無いものばかりで(今作と同じ廣木監督作「RIVER」もそうだった)、作り手の気概はあったがその気概とは裏腹に震災を利用してい…
>>続きを読むとてもよかった。震災後の映画は『希望の国』と『ひそひそ星』を観たけれど5年後の仮設住宅に住む人々のリアルな生活感といくつかのエピソードが興味深かった。わたし自身も写真を撮るので(撮るものは全く違うが…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
惜しいけど傑作。
感傷的な箇所はもっと抑えても十分伝わるのになって思った。
テーマからすると難しいだろうけど、デリヘルをしてるのが自傷ぽく描かれるのは余計だと思う。
世間様がどうしてもセックスワーカ…
主人公の一種の自傷行為としてのデリヘル勤務は、自分を汚すことで、震災で自分は生き残ってしまった事への赦しを求め、まるで罪滅ぼしをもしているかのよう。
本当に優しすぎる人がゆえに、とりついてしまった優…
序盤中盤は割とかなりのレベルで死にたくなるやつ…
頑張ってる人が報われない映画は辛い。
「彼女の人生」の話というよりは、震災後の福島に住む人達の群像劇って方が近い気がする。
中々想像だけではわか…
敵対する事さえ困難なコミュニティに射光しようとする廣木隆一の野心
「彼女の人生は間違いじゃない」
取り立てて気取った所のない痩身の瀧内公美が灰色の海を横目に職場である役所まで軽自動車で疾走する。
…
(C) 2017『彼女の人生は間違いじゃない』製作委員会