ロダンの女性関係を中心に、「地獄の門」を制作中から「バルザック」完成後までを描く。原題は「Rodinロダン」。ロダンの作品は鑑賞の機会も多く親しんできたが、生い立ちなどを描いた映画などは少なく、私に…
>>続きを読む2017年劇場公開
ロダン没後100年を記念して制作された映画。
フランス映画
近代彫刻の祖と呼ばれるオーギュスト・ロダンの彫刻家として1番脂が乗った40代を切り取った物語。
40歳になるま…
通常の倫理観では許されないくらいのクズっぷりを見せてくれるロダン。
でも芸術家ってそういう既定の価値観や考え方を壊す存在でもあるから仕方ないと思ったりもする。
石川啄木とかもあんなに美しい言葉を残…
国立西洋美術館に入る前、「地獄の門」が聳える袖の喫煙所でベンチに腰を下ろし煙草を一服しながら視線を上げる。ロダンがこの作品の制作に取り組む頃に出会うカミーユのその後の人生。彼女にとって「地獄の門」は…
>>続きを読むジャック・ドワイヨンの映像が美しい。美しいんだけれども、ヴァンサン・ランドンのロダンはイマイチ。あごひげはサンタクロースの仮装みたいだし、芸術家の風格と繊細さに欠ける。
カミーユはアジャーニ版があま…
ヌードの妊婦のモデルにおもちゃのような男性器をつけて小鬼のようなバルザック像を彫るシーンだけ妙に現代的。女好きですぐにモデルに手を出し、「失敗作に署名するわけがないだろ」と子どもを認知しないクソマッ…
>>続きを読むロダンが「地獄の門」や「バルザック」を制作する過程や、弟子であり愛人でもあるカミーユへの愛情を描いている。もっと深く掘り下げた作品かと思ったが、断片的な場面を集めて淡々と進む感じで、いわば日記帳の動…
>>続きを読む© Les Films du Lendemain / Shanna Besson