幸福なラザロの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『幸福なラザロ』に投稿された感想・評価

聖者の行進
音楽も引き連れて

やさしくて 疑わなくて
まっすぐで 綺麗に澄んだ水のよう

が、人間には聖者なんてわからない
からっぽに見えてしまう

金こそ全て
狼がまたどこかへ走っていった
不在

不在の感想・評価

4.6

キリストには友人がいたのだろうか。
自分の抱える苦悩を、同じ目線、同じ立場で理解してくれる人が。
イエスは我々を友と呼んではいたが、胸中を打ち明けたことはない。
それに、今の私たちにそんな資格もない…

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Kino

Kinoの感想・評価

4.2
悪いことをしないと生きられない環境が切ない。

社会派でありながら、ラザロが復活する宗教色も混在する感じ、クセになる。

今はなきコロナ前のギンレイホールで観た。
アリア

アリアの感想・評価

3.6
80年代くらいの昔の映画だと勘違いしてた、良い意味でね 田舎の、まったく今を感じさせない雰囲気を作るのがうまい、それゆえの不思議なグラフィックがファンタジーを連想させた
現代の寓話。

アリーチェ・ロルヴァケルがピエル・パオロ・パゾリーニの血を引いているのは間違いない。

「人間は獣と同じ。自由にすれば過酷な現実が待っているのを知ることになるだけ。結局は苦しむのよ」

疑うことも、怒ることも知らぬラザロの行動規範を俗人の私が理解できるはずもなく、呆気に囚われているうち…

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kaa

kaaの感想・評価

4.1
みんな欲を持たず素直で優しいラザオのようでありたいけど、他人からつけ込まれたり、社会的非難を受けるのを恐れてしまうから、本当の「善人」になるのは難しいんだと思う。
ogihara

ogiharaの感想・評価

4.0
要再視聴
メモ:https://www.kirishin.com/2019/04/19/24526/
さ

さの感想・評価

5.0

ずっと観たかった今作を観ながら年越し。

長文で感想を書いたけど自分の拙い文章だと全部軽薄に感じて

後半ほとんど泣きながら観た。
特にタンクを改造した狭い家で、一瞬皆の姿が昔に戻って、それを見つめ…

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カラン

カランの感想・評価

4.0

イタリア中部の山間部。橋が壊れており、世間から隔絶されたタバコ農園の集落に小作農たちがいた。電球等は配給の男が持ってくる。村から出ていくには侯爵夫人の許可がいると、山の中に幽閉されて、前時代的な搾取…

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