原題『Rikos ja rangaistus』 (1983)
監督 : アキ・カウリスマキ
脚本 : アキ・カウリスマキ、パウリ・ペンティ
撮影 : ティモ・サルミネン
編集 : ヴェイッコ・アー…
アキ・カウリスマキの処女作。
本作にも、最新作にも、作品に一貫性があり、アキ・カウリスマキの主義が滲み出ていた。
"汝は塵にすぎん、塵に帰るのだ"
この台詞はニクい。ただ、これほど相応しい台詞…
アキカウリスマキって言われなければわからなかったかも?!
マッチ工場の少女以降は
アキカウリスマキも世界が出来上がって、すぐわかるから。
アキカウリスマキってこんな深い構成の作品を作るんだ?!
と…
カウリスマキの魅力は色使いでそれは女が隣にいて赤いスカーフや帽子を被っている画面ではじめて効果を発揮する。逆に言えば孤独な人間を描こうとすれば自動的にカウリスマキの個性は減衰する。(マッチ工場も孤…
>>続きを読む最初の長編作からみんな大好きカウリスマキのお膳立てが用意されていたかのよう。
何かコトがあるとシリヤラインに乗るのは、地続きのヨーロッパの中で、実はそうでもない立場のフィンランド的な感覚がなせる技な…