戦闘シーンがない戦争映画。しかも珍しいロシアの作品。
戦争の後遺症が残るイーヤと女性軍人マーシャ。マーシャの子供を預かっていたイーヤは発作から子供を死なせてしまう。
マーシャは子供を失った代償を…
遣る瀬ない、寄る辺ない、心がほどける当てがない。観ているあいだそんな心地になりながら、同時に、ああこれはちょうど人生の辛苦と同じだ、と思い至った。見返りを求めずに築く関係を正の関係とするなら、必要と…
>>続きを読む主役の女性2人は独ソ戦の戦友だけれど、戦闘シーンは出てこない。観客は想像するしかない。のっぽのイーヤのおどおどした振る舞いと、戦友のマーシャのいたずらっぽくも見える笑みを浮かべた自信に満ちた振る舞い…
>>続きを読むウクライナ生まれの作家、スヴェトラーナ•アレクシェーヴィチの名著「戦争は女の顔をしていない」に着想を得た本作は、派手な戦闘シーンは登場しない、静かな反戦作品。
本作バックグラウンドの、100万人が…
このレビューはネタバレを含みます
「戦争と女の顔」、今週か来週までにもう一回見よう!そんな映画だ。
その前に「戦争は女の顔をしていない」を読んでおこう。
時々、この人以外あり得ないじゃないかと思う時がある。それが、イーヤとマーシ…
アレクサンドル・ソクーロフのワークショップに参加していたという監督、静的なショットの美しさが印象的だった。
緑と赤という色を使いながら明確に描かれる2人の女性の関係性を中心に、観る者に判断を委ねる“…
もしも戦争が無かったら
彼女たち、彼らは
どんな生き方をしていたのだろうか‥?
そう思わずにはいられなかった。
静かに流れる話のなかで
何度も胸が痛んだ。
治らない患者
意図せず奪ってしまった命
助…
あまりにも頭かぶりが酷かった。高身長でその座高から頭わざわざ背もたれから出す意味も首を振りまくる意味もわからん。お陰で集中も何もなかった。
これが前提として、それでも十分に見応えは感じた。ゆえに、…
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