薄情なもんだ…と言える映画がまさにこれだと思った。
所々にスローモーションになったりするが、これは決定的な瞬間だったり、微妙に違う男女感や社会との比較とかを表してるんだろうか。
ぶつ切りに切れる音楽…
久々に見たゴダール映画
ところどころに入るスローモーションの映像演出は、この作品を決定づける物を描き出している。
ある種、人間の本質というべきか、男女間、社会と向き合いの中でネカティブな描写ではなく…
ひさびさの商業映画への本格的な復帰という本作。
なんとなく核となるムッシュー・ゴダールとその家族のものがたりをはじめとして、そこにえがかれるのはつながりを欠いた断片にすぎない。
映像や音楽の突然…
ベンヤミン的にカメラによって視覚の無意識を暴こうとするゴダールの視座に惚れた。スローモーションにより運動の要素を明らかにし、既知のうちにある全く未知のものを発見する。暴力と愛に潜む根本的なもの、主観…
>>続きを読む商業映画から撤退していたゴダールが、12年ぶりに復帰した第一弾。ゴダール映画史の新たな幕開けとなる作品。
実験的な映画に専念していたゴダールは政治映画時代を終え、スイスを舞台に男女3人の出会いと別…
風を感じる瞬間がある。風を当たってる瞬間。自分が出ている映画を観てそう感じるのはゴダールの映画だけ by ナタリー・バイ
ジャン=リュック・ゴダール『勝手に逃げろ/人生』
(『軽蔑』そして…
イザベルユペール
「出演するにあたって作品や役柄について
彼(ゴダール)にいくつかの質問をしたの
"苦しむ顔を撮ることになる"…それで十分だったわ」
「彼はこれが再出発だと言い
ここから新たな物語が…
突然のスローモーションや、会話している2人の音声を背景に通行人を撮ったり、音楽が何種類も混ざって移り変わったと思ったら突然切れたりと、実験的な映像効果でカオティックな現代社会を表していて、交錯する登…
>>続きを読むSauve qui peut (la vie), un film de Jean-Luc Godard. © 1979 Gaumont (France) / T.S.R. / Saga Productions (Suisse).