放送局を辞めて農家に移住する女、去っていく恋人、前妻、娘の間でゆらぐその恋人の男、彼が呼んだ娼婦、三人の主役をリレーしてそのぐるりを描く。政治かぶれというか同時代人(`79)に既存の生活様式への考察…
>>続きを読むJCカリエールの基本下ネタなド変態脚本がリスタートを飾るにふさわしい底意地の悪さで最高。
他のゴダールに無かった様なGヤレドの音もいい。
SEと見せかけて楽隊がそのままカットインしてくるみたいな…
コマ送り。流れ続ける音声。異なる道路。プツリと止まる音楽。日陰の室内。木漏れ日。切り取られた街。人間が歩む。むしろすこし冷ややかに。疑うことから始める。照れ屋な"彼"が告げる。逃げられる者は逃げろ。…
>>続きを読む最初のストップモーションでDVDの不良を疑ったのは俺だけじゃないはず。ストップモーションはその後も頻出するが、鼻血出るまで殴る、走って抱き合う、飛び込んで抱きつくの三回には何故か爆笑した。
「この…
79年のジャン・リュック。いわゆる”スイス時代”の作品。
デュラス、ブコウスキなどなど文学がたっぷりと引用されてますので文オタの方はとても楽しめるでしょう。あ、でも、26歳のユペールは十代に見える…
説話論的経済性を踏まえた上で単なる非経済的な語りとは異なる時間の逸脱をやっていて例えばイザベルがベンチをそっと撫でるみたいな仕草でも見ていられる感じがあった。『アメリカの夜』でもそうだったけど特典映…
>>続きを読むドライな人生。
ゴダール監督の商業映画復帰作品という説明ですが、彼にとって商業と非商業の違いは、物語が明確かどうかにあるような気がします。
本作は比較的分かりやすい印象を与えるのが、三人の主人公があ…
Sauve qui peut (la vie), un film de Jean-Luc Godard. © 1979 Gaumont (France) / T.S.R. / Saga Productions (Suisse).