この時代に敢えて白黒映画にした意味が、ラストに詰まっている。
韓国の時代劇ということもあって、初めは馴染みのない単語の羅列に戸惑うけど、主人公が島に到着して昌大と出会った瞬間から急激に面白くなる。…
※多忙でした!
過去に観た作品でレビューできてない作品から順番にアップしていきます。
よろしくお願いいたします✨
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昌大よ。
いつの時代も師は親のごとく温かく、弟子は子供のように駆けだす。
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最初は『沈黙』のようなキリシタン弾圧の話かと思った。しかし“学ぶ”とはどういう事かを考えさせられた。
当時の王や両班の横暴さ、庶民への圧政などについても触れている。
この茲山魚譜ていう古典書は、韓国…
科学中心主義の限界と言われ、いまビジネスの世界では東洋哲学に再び注目が集まっている。この映画を観て、哲学や宗教というものも、ファッションと同じである一定の時代でトレンドのサイクルがあるのかもしれない…
>>続きを読む書物から知識を得ることも経験して挫折することも、学びであることに違いなく
時に辛辣に時にユーモラスに、師と弟子の日々は積み重なっていく
純粋な探究心と好奇心、そして身分を超えた信頼関係
それを壊し…
この映画の美点は、海の生き物を理解し解釈していくための手段を切り拓く海洋生物学を鳥羽口として、人間が人間らしくあるための(人間らしさとは何かという絶え間ない問い直しを含む)知識と思考の集積としての学…
>>続きを読む全編ほとんどモノクロの韓国時代劇。しかも固そうだし、これは途中で眠くなるか、リタイヤか…と見始めたら、嫌な予感は見事に大ハズレ。グイグイと引き込まれる秀作でした。ラストの一瞬だけ海に色が着き、いい余…
>>続きを読むこれは素晴らしく良い作品だった。
そして実話ベースと聞いて感慨深い。
李氏朝鮮の時代に出版された海洋生物学書チャサンオボに記された史実を元にした話、だそうな。ソル・ギョングとピョン・ヨハンの演技も素…