忠直卿行状記の作品情報・感想・評価

『忠直卿行状記』に投稿された感想・評価

4.0
このレビューはネタバレを含みます

菊池寛"忠直卿行状記"映画化。権力の座にある人間の孤独と狂気を描き、人間の信頼を問う文芸作。市川雷蔵なかなかの熱演。殺陣も美しい。
家康公から初花の茶入れを下賜され、夏の陣のあと広大な領地を授けられ…

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るい
3.5

ずっと前に見てほったらかしてたやつー!まだ見ぬ雷蔵さまを見ようとゲオでレンタルした作品です。

真田幸村の首をとった家康の孫である松平忠直。槍の試合でも家臣たちに勝って喜んでいたのも束の間、実はわざ…

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領主が、部下の会話を立ち聞きし、彼らの忠心が権力者へのへつらいに過ぎないなのではないか、との疑心を抱く。そして本心を探ろうと、様々な奇行を取り出すが、最後は左遷。現代の会社役員に置き換えても成り立つ…

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3.4

徳川家康の孫にして越前藩主の松平忠直。
些細な事から疑心暗鬼に陥り、温厚な性格が豹変する。
人妻を強奪し家臣を手討ちや切腹に追いやる始末で、特に爺が不憫。
流刑となり城を去る時許しを乞われても、それ…

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まったくとんだ親バカにマザコンお殿様のお話でしたな。殺された家臣や、犯された女子はどないなるねん!的な。

だが、市川雷蔵の演技はここでも素晴らしい。良き人から悪しき人にかわるその演技!マザコンの演…

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diego
4.5

お殿様御乱心がこんなに丁寧に描かれると、同情できる。
ミステリーなどで狂った犯人が出てくると興醒めするが、なぜ狂ったのか視点に立つと、ボタンのかけ違いや立場や、状況で自分もそうならないとは言い切れな…

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Jaya
2.5
このレビューはネタバレを含みます

英邁な大名松平忠直が周りのヨイショに気付いてむくれるお話。原作菊池寛とのことでしたが、今となってはかなり類型的に感じる描写。

阿諛追従にプライドが傷付いた君主が豹変、暴虐を尽くす…と、ここから忠直…

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●'20 10/3&8
『没後五〇年特別企画 市川雷蔵祭('20 9/5〜10/9)』: メトロ劇場
<′20 5/24&29(特集上映期間: ′20 5/2~29)公開予定だったが、コロナウィルス…

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nm
3.0
雷蔵の顔で持っている。そのことに自覚的でもある。
このレビューはネタバレを含みます

終始胸クソ悪い、この話を映画にして誰得?と思わざるを得ない映画だった。菊池寛原作。菊池寛は大映の初代社長で、その13回忌を記念して作られたらしい。原作の短編小説はさらに酷い話で、さすがにそのままでは…

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