2024年94本目
悪い奴らは眠らせない。
黒澤プロダクションの第1作
度々自身の作品を通して社会批判をしてきた巨匠・黒澤明監督が、本作では「汚職」をテーマに据え、父を死に追いやった政財界の権力者た…
1960年にこんな骨太サスペンス邦画作ったのは凄い。
公団とゼネコンの汚職という巨悪に立ち向かう一人の男の壮大な愛と復讐の物語だ。
現代の日本にもこういう不正とか癒着って沢山ありそうだよなあ。
関係…
冒頭の結婚披露宴のシーンから天才的に面白い。このシーンの推進力は「天国と地獄」の冒頭に匹敵するのでは。展開が進むにつれて活劇的になってくるので、題材の割にはどんよりならないのも黒澤映画という感じ。西…
>>続きを読むめちゃ後回しにしてるクロサワであるが、橋本治の新書読んでたら紹介されてたので&既に見た『天国と地獄』同様、サスペンス、現代劇ということでチョイス
ここまで詮の無い、例の展開および終幕はなかなかない…
いやぁ…面白かった。
見応えたっぷり!
ゴツゴツした社会派作品だけど、
分かりやすい。
本作は巨悪に立ち向かう一人の男を描いた作品。そんな作品はごまんとあるけど、切り口がね…やっぱ、他とは一線を…
いやあ、久しぶりに黒澤映画を観て、根幹的な映画づくりの巧さに冒頭から感嘆した。
オープニング、本作の登場人物が一堂に会する結婚披露宴のシーンが先ず白眉だ。
贈収賄が疑われる土地開発公団組織内の人間関…
公団・役人の汚職。国民の税金を不正に搾取。悪事が明るみに出そうになれば下っ端にシワ寄せ、挙句に自殺。お上は甘い汁を吸い続けて安泰。
60年前の映画だが今と何も変わってねえなあ!とは言え忖度の多い日本…
学生時代に名画座で観て以来。ラストで公団副総裁役の森雅之が黒幕の政治家と思われる電話の相手に深々と頭を下げるシーンが強烈に印象的だった。森はこの時49歳、見事な老け役であった。
黒沢渾身の社会派サス…