三樹夫さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ピラニア(1978年製作の映画)

3.3

『ジョーズ』の大ヒットにより雨後の筍のごとく作られたジョーズ模倣映画の一本かつ、ジョーズ模倣映画の中で一番いいのはこれというスピルバーグ先生のお墨付き。
『ジョーズ』大ヒットにより開いたサメ映画は分類
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.7

サメ映画の始まりにして決定版かつ金字塔の作品。サメ映画でのこれが観たいんだよをほとんどすべてやったとんでもない映画。嚆矢にしてサメ映画の正解をほとんどすべてやったことで、この映画で開いたサメ映画という>>続きを読む

ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

3.9

パレスチナ過激派組織の女テロリストと祖国への復讐を誓うベトナム帰還兵が組んで、プラスチック爆弾と釘をこれでもかとぶち込んだハードキル爆弾を飛行船に積みスーパーボウルのスタジアムで爆発させようと計画、そ>>続きを読む

ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985年製作の映画)

3.7

ラヴクラフトカントリーを視聴中なので、なんかラヴクラフト原作映画を観ようと思ってU-NEXTで再視聴。まあ俺の知ってるラヴクラフト原作映画はこれと『フロム・ビヨンド』だけだけど。監督はこの後『フロム・>>続きを読む

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.4

ワイスピ最終章の第一部。車でスカイダイブ、空をブチ抜け車で宇宙へ、などのワイスピ車大喜利の始まりである(ワイスピが面白い方向に狂った始りとも言える)車で金庫引っ張る『MEGA MAX』が話の発端になっ>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.1

灰原が要所要所で可愛い上に瞬間最大風速でとんでもない可愛さを叩き出す+ジンとウォッカの魅力が溢れる映画。今作では灰原がヒロイン+黒の組織もからむよというので、色々てんこ盛りな上にいつもの安心の展開(派>>続きを読む

ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

4.0

実話が基になってる、バカなマッチョが起こす実録筋肉犯罪映画。監督はマイケル・ベイで、マイケル・ベイと言えばマッチョに美女に車にと、やたらギラギラの画に、役者の周りをカメラグルグル。この映画でもそれらの>>続きを読む

ワイルドシングス(1998年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

からみあう舌(ウソ)と舌(ウソ)…真実は何処に⁉したたり落ちるポイズン・ジュース、一滴残さず飲ませてあ・げ・る。愛欲渦巻く背徳の疑惑(よくぼうのインモラル・サスピション)‼
完全に気が狂っていた時の木
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ラストサマー2(1998年製作の映画)

2.3

前作ラストのフィッシャーマンに襲われるのは、主人公のトラウマからくる幻覚ということになり仕切り直し。前作がヒットしたため突貫工事で作られただろうと推察できる荒い作りな上に、公開したらコケたという踏んだ>>続きを読む

ルール(1998年製作の映画)

2.2

90年代後半にまとめてつくられた、学生が殺人鬼に襲われるティーン向けホラー作品群の一つ。『スクリーム』→『ラストサマー』(脚本家が『スクリーム』と一緒)→『ルール』(プロデューサーが『ラストサマー』と>>続きを読む

ラストサマー(1997年製作の映画)

2.6

90年代後半にまとめてつくられた、学生が殺人鬼に襲われるティーン向けホラー作品群の一つ。『スクリーム』→『ラストサマー』(脚本家が『スクリーム』と一緒)→『ルール』(プロデューサーが『ラストサマー』と>>続きを読む

スクリーム(1996年製作の映画)

3.8

90年代後半にまとめてつくられた、学生が殺人鬼に襲われるティーン向けホラーの代表作。『スクリーム』→『ラストサマー』(脚本家が『スクリーム』と一緒)→『ルール』(プロデューサーが『ラストサマー』と一緒>>続きを読む

ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)

3.1

死んでも再生する特殊能力を持ったジェイソンは冷凍され、約450年後の宇宙船の中で目覚めて盛りのついたガキどもを1人また1人と殺していく、13金でエイリアンをするというコンセプトの作品。その後はエイリア>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

令和のコマンドーをNetflixが配信していると聞いて。実際に『グレイマン』の中身はというと、男性と女性のバディもの、主人公が筋肉モリモリマッチョマン(パスポート偽造のおっさんの家の洗面所でのライアン>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『ショーガール』の修道院版とでもいうか、どんな手を使ってでものし上がるカッコいい主人公にクズ男という、バーホーベン相変わらずだなと安心する映画。修道院から追い出されたバルトロメアへの民衆の仕打ちは、『>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.0

なんかよくわからんウィルスが蔓延して、殺人衝動と性欲が増大した感染者がそこら中で玩具みたいに人を殺しまくり台湾が血の海になる、夏に相応しい納涼血塗れ打ち上げ花火みたいな映画。景気よく血がドバドバ飛び出>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

『ジョーカー』は『タクシードライバー』や『キング・オブ・コメディ』を、バットマンでスコセッシをやるみたいな作品だったが、今作はバットマンで『セブン』をやるみたいな作品だった。雨がずっと降っているのも『>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

巨大な彗星が地球に接近、このままでは地球が滅亡することを発見してしまった、しがない大学教授のデカプーと院生のジェニファー・ローレンスは、政府に掛け合ったりワイドショーに出て警笛を鳴らそうとするが、登場>>続きを読む

獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

4.1

『妖獣都市』と『魔界都市〈新宿〉』でエログロ東京をお見舞いし心を鷲掴みにした川尻善昭が放つ、山田風太郎(以下、ヤマフー)フォロワーのエログロ時代劇。別名、川尻変態忍法帖。やたら血がビュービュー飛び出し>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

グッチ一族のマウリツィオは運送会社の娘のパトリツィアとパーティーで接近、パパグッチからは財産目当てのどこの馬の骨かわからん奴との結婚は許さんと言われ、家を飛び出し結婚。結婚式にグッチ家は誰も参加しない>>続きを読む

沈黙シリーズ第3弾/暴走特急(1995年製作の映画)

3.8

CIAを人格に問題がありとクビにされたモジャ毛が傭兵と組んで列車をハイジャック。自身が開発した軍事衛星も乗っ取りに成功したが、列車の中には処刑調理人ライバックが乗っていた。一人また一人とテロリストがゴ>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

『サスペリア』であり『シャイニング』であり『反撥』であり『死霊のえじき』であるという縦横無尽な映画。大学進学を機に田舎から都市部へ出てきた学生が、都会の喧騒にもまれて変なことになるという大学上京要素が>>続きを読む

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.8

医者と介護施設と組んで後見人詐欺をやっている主人公。医者に認知症だのなんだのと嘘の診断書書かせて、後見人が必要ですと裁判所に認めさせ、息のかかった介護施設にぶち込み金を吸い上げるという極悪人。この世に>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人類とAIの戦争があって、AIは太陽エネルギーだから空を雲で覆わせてしまえば人類が勝つからの、なら人間発電所作ってそこで電力を作ればいいとAIが完全勝利。人間はもはやただの電池に過ぎず、管につながれて>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予備知識ほぼゼロぐらいで観たので、これはこういう話なのかなという思い込みを利用したツイストがいつくかあって驚いたのと素直に楽しかった。南北戦争時代の話かと思っていたら、コール音が鳴り現代の話へというの>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人類の歴史の影にはマーベルありというマーベル史観と神殺しの話。これ以上ないぐらいに壮大な話になり、エターナルズラインがこの映画以降も続く形となる。アベンジャーズラインと交わるのかは不明だが。

ディヴ
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デンジャラス・プリズン ー牢獄の処刑人ー(2017年製作の映画)

3.9

仕事をクビになった主人公は麻薬の運び屋やって、でかい家に引っ越して妻は妊娠していてもうすぐ子供も生まれてくるという順風満帆だったが、クレイグ・ザラー作品なので暗黒の気配がプンプン、特に身重の妻がいると>>続きを読む

ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.4

前作のすぐ後の話。マイケルは生きていて、火の海の中から殺人不死鳥のごとく脱出し早々に片っ端から人を殺していくが、もはや住みたい街ナンバー1のハドンフィールドの住民がさすがにブチ切れてマイケル殺すと、数>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

マルグリットが強姦されたというのを、夫の視線から、襲った奴の視点から、本人の視点から描く羅生門スタイル。羅生門スタイルとは言っているが、基本それぞれはそんな変わりなくて、襲った奴の視点から観てもこれレ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

『ナウシカ』や『ラピュタ』の元ネタがある原作の映画化。part oneと出る通り、DUNEの前編で話が動き始めたといったのがこの映画。おっ!これはと身を乗り出すのと、なんか盛り上がらんなというのが2時>>続きを読む

リトルトウキョー殺人課/リトルトーキョー殺人課(1991年製作の映画)

3.0

『コマンドー』の監督、ドルフ・ラングレン、ブランドン・リー、トンデモ日本描写ともの凄い闇鍋映画。擁護的な意味で、この映画だけじゃなく古今東西様々な洋画のトンデモ日本に関しては、だって日本国内の作品でも>>続きを読む

コピーキャット(1995年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

サイコサスペンスブームの中で作られた一本。トラウマが元で屋外へ出れなくなった犯罪心理学の教授と刑事が協力して、過去のシリアルキラーの殺人を模倣したやり方で殺しをしてく殺人鬼を追うというもの。
サイコサ
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コブラ(1986年製作の映画)

3.8

この作品はスタローン版ダーティハリーをやりたかったのは間違いない。サソリの人とか出てるし、ゴンザレス役の人もダーティハリー出演者なのをみるとわかる。後、脚本も担当しているスタローンが極悪人にも人権が必>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

ダニエル・クレイグボンド最終作、今作でダニエル・クレイグ主演のボンドは5作目ということで、主役俳優代わってwill returnっつってもどうするんやという、これでダニエル・クレイグボンドは終わりとい>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

テレビ局の外注でドキュメンタリーを作っている主人公が、自分が今まさに作ってるドキュメンタリーと同じ状況になる。報道でいかに人の人生が潰れるのかというのと、何が真実か真実じゃないかが分からなくなり、そし>>続きを読む

コマンドー(1985年製作の映画)

4.3

大統領を暗殺させるため娘を人質に取られたメイトリックスは飛行機から何とか脱出。飛行機が現地に着く11時間の間に何とか娘を取り戻すというストーリーはあるけど、シュワが行く先々で暴力をふるい軽口を飛ばすと>>続きを読む