坂本武と岡田嘉子の座る立ち上がるの反復が、前半は2人のロマンチックさ、後半は別れを予感させ。なにより1つのフレームに煙突の煙や行き交う人と座ってる3人が同居している剥き出しさが怖い。クライマックス、…
>>続きを読む早すぎた和製ネオ・レアリズモ。
前半の乱立する電柱と工場の煙突が、職を得た後には空になった徳利の乱立に変わる。宿のあるなしで区切られた前後半、室外から室内への変化によって、前半に映っていたものが後半…
日本サイレント映画挽歌的な小津安二郎監督の喜八物シリーズ最終作で、「男はつらいよ」なんぞとは全く事にした結末となった人情喜劇映画の傑作。床を踏み抜くとどん底に堕ちる厳しい現実。妻に逃げられた喜八坂本…
>>続きを読む落ち込む父を励ます為にマイムでお酌をする姿に当時の子供ならではの逞しさを感じた
生活がどんなに貧しくあっても心は貧しくない
映画の結末がどうであれ、また家族で笑い合っている姿が目に浮かぶ
なんだろう…
このレビューはネタバレを含みます
こっちのほうが先なんで。逆なんだけども。もうウルトラq感がつよすぎて前半すべて特撮ドラマにしかみえない。ロケ手法なゴダール的異化作用はもうもうれつで第四惑星の悪夢のよう。海浜の工場が点在するだだっぴ…
>>続きを読む気の毒な日々を親子3人もしくは5人で"明日はきっと大丈夫だよ''とずっと乗り切ってて欲しい、原っぱでのやもめの希望はこれまた利他的。
お金に困って貧乏でも、心に迷わず豊かさを。
洗濯物の干し方、岡…
傑作すぎる…!小津の現存サイレントのなかで一二を争うくらいに好き。(『その夜の妻』、『浮草物語』そして本作がサイレントでは3トップだと思います。)失業や飢え、貧困で医療費を賄えないことなど(あまりに…
>>続きを読む松竹株式会社