「私達の話を聞いた人々もいずれこの世を去る。記憶を留めるのは本だけだ。情報は残る。」
記憶を振り返るように時系列がいったりきたりするけど、「記憶」って綺麗に並んでないから、そこが良かったと思ったし…
根拠のない女性“らしさ”によって下視するマッチョな駄言のオンパレードは必須アイテムとは言えヘドが出る。
旗色が悪くなると常套句の「神が…」で押し切ろうとする浅慮さにも閉口。
で、肝心の映画的な面…
フランス"で"最も愛された政治家
だと思っていたら、
フランス"に"
だということに途中で気づいた😅
この方のことを
全く知らずに観たのですが、
政治色強めの作品だと思っていたら、
意外とそうで…
このレビューはネタバレを含みます
この女性を知らなかった。
中絶合法化をした女性。ユダヤ系フランス人。アウシュビッツからのサバイバーでもある。弁護士を経て大臣にまでなる、男社会で。
演説のシーンでは男しかいない罵詈雑言、女性軽視発言…
ホロコースト体験者であるフランスの政治家シモーヌ・ヴェイユ(1927年7月13日-2017年6月30日)を知り尽くせる伝記映画。
シモーヌの功績はフランス人女性にとって甚大である。いや女性だけでな…
毎度のことだけど、フランスが歴史の中で勝ち取ってきた人権の重みには感服するしかないな。ストで電車が止まろうが、ワールドカップで負けて車が燃えようが、やっぱりすごい国だ。
映画としての印象はそれほど強…
シモーヌ・ヴェイユの重力と恩寵を読んでたからおっと思ったけど、これ別の人の自伝映画かーい
。同姓同名なんだ。哲学者の方は43年に亡くなってるって本に書いてたから、あれと思ったけど。
良い映画、見てお…
人工妊娠中絶の合法化のため、議会で演説するシモーヌ・ヴェイユ。それに反論する男性陣の下劣な言葉の数々に、フランス映画『あのこと』のアンヌを思い出した。もしもアンヌがこの時居たら···。シモーヌの登場…
>>続きを読むホロコーストを生き延び、女性初の欧州議会議長となったシモーヌ・ヴェイユ。
強いのではなく強くなるしかなかった彼女の、その生涯を描いた作品。
邦題に「フランスに最も愛された政治家」とある通り、本…
このレビューはネタバレを含みます
2023新作_239
私が、証明――
【簡単なあらすじ】
1974年、パリ。カトリック人口が多数を占め、男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ベイユは圧倒的な反対意見をはねのけて中絶法の…
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