アウシュヴィッツ収容所の隣で暮らす家族の生活を覗く視点で描いた映画。
これといったストーリー性はないものの壁一つ隔てた収容所から聞こえる悲鳴や煙突から出る煙など、随所に狂気さを感じる。
他所からか来…
壁の向こうで何が行われているのか、全く映されないのに否応にも想起させられるのが辛すぎる。
ラスト挟まれる、現代の博物館となったアウシュビッツで展示されている靴や服、などの展示物から壁の向こうの現実が…
不思議な映画だった。
いったい何を見させられてるんだ?と戸惑うのだが、自然とユダヤ虐殺について感がてしまう。
直接的にユダヤ人が描かれることもないのに、この歴史的事実を描くのはすさまじい。
謎は謎…
観賞後にこの"関心領域"というタイトルが腑に落ちた。
ナチスドイツはユダヤ人に対してどんなことをしたのか、ホロコーストとはなんなのか、ヒトラーがどんな人物だったのかを学生の時に教科書で触れる以外に…
アウシュビッツ収容所の横の豪邸に住む監視官家族の話。
幸せに暮らしているように見える裕福な家族だが。
日々聞こえてくる銃声が、人を焼く炎が、叫び声が増えていく。
収容所に収監される人の数が増えていき…
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