面白かった。そもそも映画見るってデジャヴュだよなと思いつつ、語りが映像としてデジャヴュされる快感は新鮮だった。
ダニエル・シュミットの描く夫婦ドラマは、美しいけど怖い。
最初から主人公2人は、隠し合…
夢と現実、過去と現在がシームレスに交錯する。ありふれた題材なのでややもすると陳腐に映りかねないが、省略の巧さによる画としての持続力が物語をスリリングに駆動させていた。謝肉祭のシーンの猥雑な動線処理も…
>>続きを読む17世紀に実在した人物の死因の謎を巡る取材対象の世界に嵌まり込み、心理的にパラレルワールドに入り込んでしまった記者の男の物語。
スリラーはたまたホラーな雰囲気でラストのあのシーンは記憶に残る。
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初ダニエルシュミット。17世紀のスイスの英雄イェナチュの墓を発掘した学者を取材した記者が不思議な既視体験に飲み込まれていき…という物語。面白かった。イェナチュはいったい誰に殺されたのか?この謎に取り…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
省略が効いているし割と正攻法というか破綻なく進行していく感じがある。17世紀の出来事がシームレスに現前するのが面白くわかりやすい。幻想的な物語だけどダニエル・シュミットとしては不可解さや頽廃美は薄め…
>>続きを読む一夜明けてやはり忘れてしまっている…けど見ている時間が幸福だったという記憶は確かなのでOKな白昼夢的な映画。居酒屋であの人を台本通りに殺すとこまでの虚実シームレスな流れがとてもよかった。列車から見え…
>>続きを読む(c) JENATSCH: 1987 T&C Film AG