本作が描くのは、建前と本音の狭間で蠢くアメリカの冷徹な姿だ。象徴的なシーンがある。裕福な若者ハリーがラースローの出身地を尋ね、「ブダペスト?なるほど、行ったことがない」と、まるで価値のないものを切り…
>>続きを読むなぜ建築を?という問いに答えるトートの表情が良かった
「この国はあなたから何を奪ったの?」という問いでそこに立ち返った
「大事なのは到達点であり、旅路ではない」という言葉に一瞬顔をしかめてしまった…
評価が難しいけど、重厚だけど散漫な映画というのが第一印象。
まず映像と音楽は見事。若干、素材の良さに頼り切っている気がしないでもなかったけど、撮影賞受賞は納得。
石切場の映像が綺麗だったので少々加…
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