大曽根家の朝の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『大曽根家の朝』に投稿された感想・評価

終戦翌年のキネ旬邦画ベストワン、長年観たかった作品をHulu接続でやっと観ること出来た。何不自由ない暮らしをしていた大曾根家の面々に戦争の暗雲垂れ込める。長男が思想犯で捕らえられた事で軍人の叔父は長…

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松竹、モノクロ、戦争、家族もの
出演者、杉村春子、長尾敏之助、徳大寺伸、三浦光子、大坂志郎、小沢栄太郎、賀原夏子、増田順二、東野英治郎など

【内容】
戦争の影響で不幸な目に遭う大曾根家(杉村春子一…

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monaminami

monaminamiの感想・評価

4.8

戦時中にクリパする自由主義ファミリーが軍国主義な伯父にどんどん侵されてゆく家庭内。着物からモンペになって杉村春子の凄み。巧いなぁー!行くとこまで行き詰まってからのパァーー!な戦後の夜明けな開放感。G…

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otom

otomの感想・評価

4.8

GHQ指導による反戦映画って事であるも、ここぞとばかりな具合で鬱憤を晴らしまくってる感がある。戦時下陸軍省プレゼンツの前作『陸軍』では田中絹代の名演技と共に検閲ギリギリのとこを突いてたのが、今作はか…

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これこそが木下恵介のプロパガンダ映画。反戦平和をプロパガンダするという意味で、映画の制作意図にめちゃくちゃ素直に従っている。

戦争とは?を一家庭の室内だけを舞台にここまで描ける、の見本みたいな映画。戦時に反戦名画撮るという超絶アクロバットやった木下恵介が、ようやく何でも言える終戦翌年にこの設定でこの考察。盲信と薄っぺらい熱…

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GHQが主導した反戦映画なのね。杉村春子を怒らせたら絶対怖いよ。己の保身しか考えられない叔父夫婦があまりにも時代錯誤で、イライラしつつだんだん不憫にみえてくる。
自由主義を愛する一家が大日本帝国によってめちゃくちゃにされる、という話をGHQによって撮らされた映画
映画そのものに価値は全くないが、木下恵介オタクかマッカーサーオタクは必見だろう

こういう、GHQ指導の反戦映画があるなんて知らなかった。

ラスト近く、三男の戦死を知らされて以降の杉村春子の演技が圧巻だ。怒り、悲しみ…を静かに強く表現してからの、娘の婚約者への無事復員への喜びの…

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wada

wadaの感想・評価

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若い娘が軍人のおじさんに毅然と言い返すシーンは木下の心意気を感じる
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